ひょえぇぇぇぇぇ…


今回の風邪はぜんぜん治らなくて、とうとう病院へ行ってきました。


咳が出始めたのはお正月あたりから。いったん治ったかと思ったら数日もたたないうちにぶりっかえしてしまい、咳は止まらないは、鼻水じゅるじゅるだはと、以前より悪化した気がしたのでとうとう行ってやりました。


不思議なことに病院へ行くってなると症状はなんとなく良くなった気になり、行かなくてもいいかなぁとも思いましたが…まぁ一応ね。

さらに不思議なことに病院へついてしまうと不思議と病人になった気がしましてね、体温を測れば37度1分という僕にしては高記録をマーク!普段は風邪をひいても熱なんてぜんぜん出ないので、その数字を見ただけで少々上機嫌になり、より症状は悪化した気になりましたね。

いやいや、この程度の体温じゃ病気も何もないのですがね(^▽^;)


まぁちょっと先生とお話してすんなり帰れるかなぁと思ったのですが、なにやらレントゲンとって、採血してと大忙し。

はじめ採血しますからと言われたときはおぃおぃおぃと少々焦ったものです。


昔は病院へ通うことが何度かあったので、採血・注射という単語にはそれほど恐怖を感じず、むしろお子様のくせに注射をするなんてなんて異質な状況なのだろうと意味のわからない満足感と優越感に浸っていたくらいです。

ですがね、病院通いもなくなり、採血なんてもう何年もしていないこの身になるとね、意外と注射の恐怖があったりしてですね、痛い痛くないの問題ではなく、なんか怖いっていう漠然としたイメージに飲み込まれてしまうわけです。

お子様のころは注射が怖くないということが一種の強さであり、自慢でもありましたが、大人になるとそういった見栄のようなものは薄らぎ、ただ単に針を刺されることへの恐怖が高まりましたね。


そうはいっても注射が嫌いなわけではないので、針を刺す瞬間に目をつぶったり~なんてことはしませんでしたが(こうして針が刺さる瞬間を見ない人が多いようですが、僕は逆にそのほうが怖い気がします。だっていつ刺さるのかわからないのだから。)、血を抜いている間はなんだか腕が微妙に震えていたような気がします。


で、レントゲンによる異常はなく、採血は結果待ちですがまぁ「あひるさん大変です!」なんていう電話もないでしょう。

無事病院を抜けた僕は処方箋をもらいに行ったわけですが…

出されたお薬の量を見て唖然。

6種類ものお薬を頂きました。

もうここでもなんだか病人になった気がして、妙に誇らしげでした。

でも誇らしいのはもらった直後くらいで、いざ飲んでみると面倒であること意外何者でもない。

1週間もこれが続くかと思うと地獄です。

その分の活躍、しっかりと見せてくださいよ!!



家に戻ってふと左腕を見てみる。

注射痕にちっちゃな絆創膏をつけてくれますが、なんだかあの絆創膏が注射をした者の証、ボクシングで言うところのチャンピオンベルトのような気がしてなりません。

見えないおしゃれのようでもあります。

これが湿布だと、見えないおしゃれとは遠くかけ離れてしまうから不思議です。


ふぅ…

薬局の待合室にテレビがありました。

ちょうどいいとも増刊号がやっていました。

テレビという機械の懐かしさを思い出しました。