
静かであり優しく、あっという間に倒れてしまいそうなほどに脆い。
そんな外見とは違い
力強く地面から伸び、白く清らかに生きる力を感じる。
終わりを告げると同時に
軽やかに飛び出し、新たないのちを芽吹こうとする
そんな綿毛のたんぽぽが好きです(〃∇〃)
綿毛ってところが妙にアングラな感じですが…
だいたいあれ、花というか…種子だし。
小学校の頃はもっとアングラで、ヒヤシンスが好きでした。
なんかあの違和感ある花のつき方が妙にかっこよく見えたので。
それにしてもブログネタが『好きな花』ですか…
僕が花について語るとは…
花って幼稚園のころにはきれいだから摘もうという遊ぶために
小学校のころは授業の一環として育てるために
中学校のころは生態を知るべく実験材料のために
高校のころは花には見向きもせずに
大学のころには季節を感じるために
社会人になると愛する人に気持ちを伝えるために
花の存在ってこうやって歳とともに変わる気がして面白いですね
なんて言ってみたりして。
けれども、今書いたように高校生にとっては美しかろうが立派だろうが花にはたいした興味はない。
にもかかわらず、高校3年のときかな?ちょうど浜松では花博なるものが行われていたためお花畑に遠足へ。
みんなのブーイングが飛び交うのを今でも覚えています。
そりゃ女の子がいればお花と相性良くカメラのレンズに溶け込むかのように映るのでしょうが、我らは男クラでしたからね…
きれいなお花畑を前にハイ、ポーズ!って出来るかぁ!恥ずかしいは!
お花見て何が面白いのさ。
そう思うのが当然といえば当然でしょう。
それがどうでしょう!
ついて入ってみれば、うぉ、なんだあの花!変な名前!というか名前負けだよ!
あれ花?変なの~。
と、批判しつつも盛り上がる男ども…
今思い出すだけでもなんとも奇妙で可笑しな光景です。
そして数時間後には我に返るわけですよ、『うわぁ…やっぱり花は所詮花…だよな…』と。
その数年後、彼らは風情があるからとわざわざ母校まで行き、
美しく咲くサクラの木に囲まれながらサッカーをしようとは知らずに。
ふぅ…
でも一番好きな花はというか草…というか…好きなのは道草です。
予定もなくあっちへふらり、こっちへふらり、そっちでゴロリ。
ついつい時間も忘れてふわりふわりと飛び歩き、気がついたら日が暮れて。
そして気がつけば待ち合わせ時間が過ぎていて。
こうして集めた道草をひとつにまとめ、
ごめんと言いながら君に渡したら……怒るだろうね。