
[ 転校生に関する思い出 ]
僕は転校生になったことはありませんから、転校生の苦しみや哀しみ、もしくは楽しみのようなものを知りません。
大切な友達との別れ。
嫌な人たちとの別れ。
好きな場所との別れ。
嫌いな場所との別れ。
好きだった人の別れ。
うむむ…さすが転校生。
転校生と言う言葉の持つ響きとイメージが僕たちに大きな印象を与えるだけあって複雑かつ涙ぐましい感じが伝わってきます。
が、僕からすれば転校生を迎える側でした。
新しい人との出会い。
新しい場所との出会い。
気になる人との出会い。。。
うむむ…さすが転校生。
転校生という言葉の持つ響きとイメージが僕たちに大きな印象を与えるだけあって緊張感と期待や不安が伝わってきます。
そしてなにより転校生って、基本的に全てのものが1割り増しです。
かわいいさが1割り増し。
かっこよさが1割り増し。
頭の良さ(印象)が1割り増し。
面白さが1割り増し。
う…うらやましい。。。
いや、わかります。そんな虹の架かる青空のような世界ではないのだと言うことはわかります。
が、うらやましい。
そんな勝手なイメージと意見を持っている僕ですが、僕は結構転校生と仲良くなる方でした。(まぁ学校自体あまり大きくなく、一学年100人程度なのですが)
A君やBさんとはいまだに連絡を取り合う仲ですし、C君とはたった1年間という短い時間だったにもかかわらず、スゴイ濃く、楽しい生活を送れました。
転校して来た人との想い出は楽しいものばかりですが、転校していった人とは残念と言うか、申し訳ない思い出があります。
実は転校していったD君に、ひとつ謝らなければならないことがあります。
小学校卒業のときにはすでに彼は隣町へ転向して行ったのです。僕の家からは10分も自転車をこげばその子の家に着いてしまうくらいの移動と、学区分けによる転向だったので、転向後も何度か遊びに行ったりしていました。
しかし、時の流れは不思議なもので、会う機会が減っていけば減っていくほど関係が弱まってしまう。
僕は学校の先生にD君の写っている写真と、縄跳びプレートなるものを預かりました。家が近かったし、仲も良かったので。
しかし、会わなかったその期間はたったの1年弱と言う短い期間だったにもかかわらず、どこか会うのに照れくささや会いにくさというものを感じ、いつか行くんだと心に誓いながら今に至っております。
D君へ
僕は君の写真と縄跳びプレートを大切に保管しています。
もう連絡先はわかりませんが、もし、万が一会うことがあったときにはあの頃の思い出話と共に返そうと思います。
ふぅ…
なんかこのネタ少し書きにくかったなぁ( ̄_ ̄ i)
やっぱ転校した本人でもなければ、転校生との淡い恋があったわけでもないからなぁ。
なんでこのネタ書いてしまったんだろ?
うむ、D君に謝りたかったからだ、ということで。