発売からまだ4日しかたっていませんが、かなり聞きました。
ふわぁっと河原や、雑草のニオイが香ってきそうな懐かしさを感じる曲が多く、聞きやすいアルバムです。

ただ…今回のゆずは笑ってしまいました。
というと真のゆずっこに怒られるかもしれませんが…。
というのも、最後の曲はワンダフルワールドだったのですが…すごく壮大!!思わず笑ってしまうほど壮大!あまりに壮大すぎて笑ってしまいました。
栄光の架橋を聞いたときも壮大だなぁなんて思いましたが、それ以上!
どこかもののけ姫を思わせるなぁと思っていたらアレンジャーとして久石譲が参加してるじゃないか!!どうりで!
スゴイメッセージ性の強い歌詞に加えてあのアレンジ…おいおいと思いながらも僕の耳はしっくりとなじみ始めました。初回限定版のDVDにはこのPVとレコーディング風景とが入れられているのですが…これまたPVが壮大!!まるでNHKのドキュメンタリーです。最初見たときはあまりの世界観に唖然としましたが、その後のレコーディング風景を見た後にもう一度、見ると力強さがより伝わってきました。
なかなか面白い作品でしたよ♪


収録曲

01:WONDERFUL WORLD(インスト) 02:ストーリー 03:モンテ
04:おでかけサンバ 05:うまく言えない 06:黄昏散歩
07:凸凹 08:人間狂詩曲(ラプソディー) 09:春風
10:明日天気になぁれ 11:行こっか 12:眼差し
13:君宛のメロディー 14:つぶやき 15:ワンダフルワールド

黄昏散歩は岩沢曲らしい曲でした。点から点へ向かうのではなく、ただ線がふらぁ~っとひかれてる感じです。雑誌で、お散歩ソングだなんて書かれていたようですが、うまいこと言うなぁと思っていたら岩ちゃんは複雑な気分らしい。

なんだかんだで春風はとてもいい曲だし、明日天気になぁれ絶品。気張っていないというか、夢の中で歌っている感じというか、ふわぁ~んとした感じがいいです。

行こっかは僕の中ではスルメ曲でしたね。これはストーリーと同じCMの画コンテを見て書いた曲らしいのですが、僕の中ではストーリーのほうがしっくりきていました。
が、ラクに行こうぜ!というよりも行こっかって言える人間でありたいなぁなんて思うようになりましたね。

君宛のメロディーはすごく優しい曲でした。一点の曇りもない爽やかな曲ってゆずのどのアルバムにもあるけれど、これは中でもクリーンな曲です。曲調は違えど夏色のような爽やかさを持っています。


今回はなんだかグングンと引き込まれるアルバムでした。
ユズモアはポップでキラキラしたアルバム、トビラは悩んでいることやぶつけようのない心の内をぶつけようのないままアルバムとなった感じ、というように雰囲気や特徴が感じられたのですが、今回はそれぞれの曲が今まで出されたアルバムの特徴を表している感じがします。
これゆずえんの頃っぽいなぁとか、リボンぽいよなぁとか。
それでも調和が取れたアルバムであり、むしろ欲張りなアルバムになったことが魅力的な作品へとつながったのでしょうか。

『ゆずが凝縮された』

『ラクに行こうぜ , 行こっか , 未来へ向けて進め進め』




ふぅ…
いいアルバムです。
よかったら聞いてみてください。なんだろうなぁ、ゆずのアルバムってどこかまだ青春とか、青臭い感じがする。決してそこが悪いと言う意味ではなく、それがゆずなんだろうなぁって感じます。
このアルバムはそれも弾き語りで聞いてみたいと思えるような底力のある曲が多い。
そんなことを考えていてふと思ったのですが、ベストを出し、裏ベストを出したゆず。この次にオール弾き語りアルバムを聞いてみたいなぁなんて思いました。