朝起きると、私の左手のひらに黒ちゃんがふにふにの肉球を重ね
手首に顎を載せて熟睡しておりました。
愛しくて、これはもうすぐにでも病院へ行って心配を取り払ってこようと予約をとりました。
獣医さんへ行く車の中では、全く鳴かなかった黒ちゃんでした。
診てもらったところ、口の中で歯が2本、皮一枚でぶらぶらしていて気持ち悪かったのだろうと。
その場でちょいちょいとペンチで取って、ついでにピンセットで取れる限りの歯石を取って下さいました。
消炎剤と、栄養剤の注射を打ちました。
大人しく、エリザベスカラーも着けず抵抗もせず、ナデナデされながらすぐに終わったので、褒めちぎられていい気になったようです
計算を待つ間、待合室では隣でニャーニャー鳴いてる猫がおり
黒ちゃんたら、既に余裕で小声で話しかけてきました。
「僕、もう前みたいに怖くないもんね」
みたいな感じで。
行きとは打って変わって帰りの車の中では喋りまくり
家に帰ったら、足取りも軽くポンとコットから飛び出て
「ひと仕事終えた~」
「ご褒美に撫でてえ」
もうベロ出しもしていません。
消炎剤を打ったせいか唇の腫れも引き、機嫌よくキャットタワーのてっぺんに駆け上がったりしております。
この子は、病院に連れていかれたりした後でも拗ねません。
母さんに怒りを向けたことが一度もないのです。
絶対の信頼関係があるので
「連れていかれた→楽になった→いいことしてもらった」と
素直に感謝を示してくれるのが嬉しいです。
実家の母に電話した時も、いつも通りに受話器でミャオミャオ母とお喋りしたので大喜びされました。
この後、私は近所のスーパーに買い物に出たのですが
帰ってくると、尻尾を立ててタラッタタと勢いよくお迎えに出てきてくれたので感激。
一番心配していたことは、この口内炎がFIVの発症によるものなのかどうか。
これを聞くのも怖かったくらいです。
獣医さんが仰るに、出血も熱もなく普通の歯石によるもので、FIV絡みではないとのこと。現在のところその兆候は全くないと。
安心して力が抜けました
母さんは黒ちゃんのことにはとっても心配性です。
「口の中が痛くて気持ち悪くてブルーな気持ちだったニャ」
ニャンコはデリケートですからね。
もう1日くらいで自然に歯が取れただろうとのことでしたが
少しでも早くスッキリしてよかったです。
アドバイスいただいたとおり、本当に大きな病気でなくてよかった。
ありがとうございました。
本日の体重:5.7kg。
ちっとも痩せてないではないか
栄養剤、要らなかったかも?
FIV発症だったらどうしようと、何度考えたことか。
この子無しの人生なんて、もう考えられません。
今日は話しかけたらちゃんとお返事が返ってくる嬉しさをかみしめました。
猫も人間も相互依存甚だしいですが、今はこれでいいのです。
これからもお互い健康でいようね、黒ちゃん
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