実家にNNNから派遣されてきたらしき諜報員パンチ君。
庭の方からダミ声で「ニ゛ァゴォ、ウ゛ニ゛ァゴォ」と聞こえてきました。
母「なんて言ってるの?」
私「お腹すいた、何かよこせって」
玄関ドアの向こうに黒い影。
「パンチ君、来たの」と母が声をかけたら
「ニ゛ァー!ニ゛ァー!」
母「なんて言ってるの?」
私「早く何かくれー!って」
私に動物の言葉がわかるとナチュラルに思われている我が家の環境もどうかと思いますが、とりあえず母はカリカリを進呈。
パンチ君、両耳に傷ができています。
数日前は傷から出血もあったとか。
今は塞がっているようなので心配なさそうですが、他の猫とケンカでもしたのかな。
しかし以後だんだん傷の数も増えてきて、母は大変心配しているのですが何しろパンチ君は気性が荒くて老人の手には負えない。
こーんな恰好で腹を見せて安心させておいて、いきなり本気の猫パンチを繰り出してきますからね。
以前猫パンチで肩に青痣をつくったまま検診に行った母は、「温厚そうに見えるあのご主人が殴ったのかとDVを疑われたかも」と笑っておりました。
「僕みたいに完全な信頼関係を築けないとダメにゃ」
うちの黒さんほど平和主義なのも猫として変ではあるのですが。
これは、日中暑くてエアコン直下にいるのだけど飼い主には触れていたくて手を伸ばして「ぽすっ」してきたところ
日に日に増える生傷を心配する母に、意外にも父がネットで調べて「蚊のアレルギー」だと教えてくれました。
動物嫌いだった父、わりと無関心だった父が、まあなんてこと。
動物のお医者さんも向いていたかもよ。
気性の荒いパンチ君は病院に連れていくこともできないし
例え手当をしたとしても、TNRしたらまた蚊に刺されて症状が起きます。
ドアの向こうの外猫生活の厳しさを、改めてひとつ知りました。
外猫時代は、うちの黒さんも蚊にたかられていましたっけ。
さすがの猫も多勢に無勢。私が手で払ってやったこともあります。
今は家の中に入ってくる虫は見つけ次第丹念に狩って、自慢げに私に見せにきます。
守ってくれてるつもりらしくていじらしい。
ありがとうね、黒ちゃん
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