本日の予想最高気温、ついに体温レベルを超えました。
一日、涼しい家にこもっていたいものですが
こんな日に限って、病院の予約が入っている(^o^;)
なので、どうせ外出するならと
病院のすぐそばにある福岡市博物館へ行ってきました。
お気に入りの庭にも木の影が濃く落ちています。
普段のここは美しくお手入れされたペットのお散歩コースで眼福ですが
さすがにこんなに暑いと誰もいません。
今やっている展示は「黄金のファラオと大ピラミッド展」
階段にまでスフィンクスが。
こちらの博物館は写真がお借りできないのでお見せできないのが残念ですが
まあ、今回の目玉、黄金のマスクは「THE・金!」な感じでした。
私的には、古代エジプト時代から猫が飼われるようになったことも
今回のちょっとした注目点として頭に置いておりました。
元はリビア砂漠のヤマネコが今のイエネコになったと言われています。
展示品の中にはライオンをモチーフにしたものが何点かありましたが
全て雌なのが気になりましたね。
ライオンといえば、あの派手なたてがみのほうがインパクトありますし
この間のラスコー展の壁画の猫科の壁も、たてがみが描かれていました。
エジプトは、バステト女神も雌ですしね。
何か理由があるのかしらん。
私の頭の中には、こういう楽しい謎々がたくさん詰まっています。
装飾品のコーナーもあり、アクセサリーを作る私はじっくり見てきました。
シンプルにまっすぐ繋がれたトルコ石やラピスラズリ、カーネリアン等。
王女のアンクレットに使われていたアメジストは今でも通用しそうな
美しい透明度と艶のある研磨が施されており素敵でした。
トルコ石の発色もよかったですが、ラピスラズリの質が悪く白っぽい。
今でも上質のラピスラズリはアフガニスタン産ですからエジプトでは
良い鉱山に恵まれなかったのかな、等と考えていました。
ネックレスやアンクレットの小さな留め金に精巧な動物の細工が
施されていたのは、さすが。
記念に、親指サイズの小さなバステト女神像を買いました。
エジプトでは黒猫は神様だったのです
家を災厄から守り、豊穣と芸術を司る女神。
玄関で追い出し猫と並んで護ってもらうことにしましょう
(何でしょうね、この組み合わせ!)
ちなみに、エジプトでは最高神である太陽神ラーは雄猫に化身するとされていました。
エジプトではこれだけのステイタスシンボルだった黒猫ですが
キリスト教では「異教の神」という理由だけで忌み嫌われたことが魔女狩りと猫の虐殺に繋がることになりました。
黒猫が不吉とされるのはキリスト教国ですね。
ギリシャではバステトがアルテミスやアフロディテと重ねられ猫は珍重され
イギリスにおいてはケルト神話でケット・シーという人語を解し二本足で歩く黒猫妖精が存在します。
日本で言うところの猫又に近いと思います。
ケルト神話もキリスト教から見ると異教ですから同じ運命をたどりましたが、ケルト民族側から見ると幸運を運ぶ猫なのです。
地中海の地図を頭に置いて考えると、とても興味深い問題です。
エジプトからほど近いギリシャまでは猫は崇拝され、キリスト教の天下イタリアで分断されました。
北はケルト人文化に対し、ローマ軍の侵攻でキリスト教が広まったことで
猫に対する見方もキリスト教寄りの異端になっていったわけ。
私自身は特定の宗教を持たず、森羅万象に神性を見出す世界観の持ち主なので何でも受け入れてしまいますがね。
我が家の太陽神の化身?は、今日も涼しい家で寛ぎモード。
明日は買い出しなので、お昼は冷蔵庫のお掃除料理。
鶏肉と、トマトとバターナッツかぼちゃ、ポテトとニンニクをオリーブオイルでグリル。
かぼちゃ以外は皮もむかずに切るだけです。
トマトとニンニク、オリーブオイルが自然と滋味深いソースになってくれます。
毎回気分で変えるスパイス、本日の気分はオレガノ。
チキンの塩気のないところをちょっぴりもらってご満悦の黒ちゃん。
どうやらチキンは茹でるより焼いたほうがお好みのご様子です。

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