黒ちゃんを家に迎えようとして初めて、猫についていろいろ調べた時
「ゴミ箱漁りを防ぐために、ゴミ箱は蓋つきのものにとありました。
でもね、いちいち全部屋に置いてあるゴミ箱を蓋つきにしたら
ゴミの日に回収するの、面倒なんですよね。
重くなるし。
我が家のゴミ箱は、これです。
昔々、アクタスで買ったもの。
軽くて持ち手がついているので、捨てるのがとても楽なんです。
台所の生ごみ用ペールだけが、唯一我が家の蓋つきゴミ箱。
まあ、なんとかなるだろうという予感とも楽観主義ともつかぬ考えのもと
このまま黒ちゃんを迎えましたら
初日はさすがに興味深々、このゴミ箱に前脚を突っ込んでざくざく漁りましたので
(収穫は、もちろん無し)
「あのね、あなたはもう野良猫じゃないのよ
ゴミ箱漁らなくても、ちゃんと美味しいご飯が食べられるの。
そこにはバッチイものしか入ってないから触らないのよ」
何の気なしにそう説明しましたら、ぴたりと漁らなくなりまして
今でもオープンなこのゴミ箱が全室で機能しています。
ただし、ゴミ箱が「不用品を捨てるもの」だということも理解したようで。
これは、ボロッボロになったフェルトボールを
そろそろいいだろう、新しいのを取り換えてやろうとゴミ箱に捨てた後。
「まだまだ使えるニャ」
迷いもなくそれだけをゴミ箱から取り出して、愛着のあるボールを抱えたのでした。
小さい子供が、ぼろぼろになったぬいぐるみを後生大事に抱いているのと同じ。
昨夜は、月曜日を前にして洗いたてのふわふわ毛皮が可愛すぎたので
「今日は一緒に寝ようね。
だけど明日はお仕事だから、夜中に起こさないでね。
せめて5時くらいまでは熟睡したいから、お願いね」
そういって、黒い毛玉を抱きしめて寝ました。
果たして、5時過ぎに頬ずりで目を覚まされました(゚ー゚;
遠慮せずに6時半までって言えばよかった・・・
これ、目覚まし時計代わりに使えるかも?
もちろん全部従うわけではありません。
わかった上で、ゲーム感覚で悪~い顔して台所やクローゼットや押入に侵入しようとします。
これが忠実な犬との最大の違いでしょうか。
猫側の言い分も聞いてみたい気がしますが
大抵のことは説明すればわかってくれる、不思議猫の黒ちゃんです
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