仕事帰りに、アクロス福岡にて

小曽根真&ゲイリー・バートンのコンサートに行ってきました。

7回のグラミー賞を受賞したゲイリー・バートンさんは元・バークリー音楽院の学長。

バートンさんは一昨年、小曽根真さんは昨年と同じチック・コリアさんとのデュオでここで演奏を聴きました。

残念ながらゲイリー・バートンさんは引退表明され今回の日本がファイナルコンサート。

ぜひ行かねばっ(*゚ー゚*)

席はまたしても、私的お気に入りの2階席の角っこ。

足元が広くて、前席の人が視界を遮らない正面席がよろし。

 

元々、小曽根真さんの才能を見出したのはバークリー音楽院の恩師だったゲイリー・バートンさんとのこと。

 

共に過ごした30年を語りながら。

小曽根さんやチック・コリアさんをはじめいろいろな演奏家がバートンさんのために書いた曲やお二人の思い出の曲を、時を遡りながら演奏してゆきます。

 

今回の演奏は、以前聴いた時よりひときわ愛おしげに想いのこもったもので

音が煌めきながら時の絆を綴っているようでした。

 

だんだんセピア色になってゆく照明効果も、まるで音のアルバムを辿ってゆくような感覚。

 

ここ20年くらいはバートンさんはヴィヴラフォンのソロをライブ演奏していないそうで、今回は大変稀少な演奏を小曽根さんのリクエストで聴くことが叶いました。

 

「どうして弾かなくなったの?」と聞く小曽根さんに「君が僕のバンドに入ったからだよ」と応えるバートンさんとの会話も楽し。

 

このソロ演奏は息を呑むほど美しかった・・・

 

小曽根さん、「もっとソロやればいいのにね」

 

歴史に残る名演でしょう。

小曽根さんの温かい語り口と素晴らしい演奏であっという間に時が過ぎ

ひとりの名演奏家の引退を名残惜しみながら会場を後にしました。

 

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