猛暑にすっかり参っているワタシ。
家の中で過ごす時間が多いので、以前の海外TVドラマを見直してみました。
「GALACTICA」
コロニーに住む人類が自ら作った機械の突然の反乱により壊滅寸前になり、どこに潜むかわからない敵をかわしつつ「地球」をめざすというお話です。
大筋は竹宮惠子さんの「地球へ・・・」とよく似ていますが、圧倒的にリアル。
起承転結がはっきりしていて、なかなかよくできた話だと感心したものです。
宗教から多くの伏線を張っていて、ラストを観てから「あっ」と気がついたことも。
いつか再度、通しで観てみたいと思っていました。
さて、二度目の視聴で面白いと思ったのは、バルター博士。
優男でリッチな天才科学者で節操の無い女好きですが、「カプリカ6」だけは自分を最初に欺いた敵であり人間でもないと知った後も真剣に愛し続ける。
人類が壊滅寸前になったのもこの人のせいだし、「うっかり調子にのって」大量死の原因を作ったことも数知れず・・・
カリスマ性もあり大統領になったり教祖とあがめられたりしながらも、自分の罪を隠蔽するために、更に罪を重ね続けていく、哀れにも自己中心的な男。
恐らく、十戒の全てを破ったのではないでしょうか?
しかし、不幸にして良心も愛も正義も正しく持っているために、心の中では自分の犯した罪を恥じ苦しみ続けるのです。
結果として、彼は人類を絶滅寸前にもしたが、救われたのも彼のおかげ。
そういえば風貌も、明らかにジーザスに似せられている。
「キリストの贖罪」の新解釈に思えました。
深いドラマで、オススメです(^_^)v
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