先週は、バスに乗っての出張が多かったので、厚い文庫本をと探しておりました。
ちょうど、Amazonからオススメ本のメールが来たので買ったのが、これ。
「レベッカ」「レイチェル」と、非常にエレガントでロマンティックな心理サスペンスでお気に入りの作家。
そういえば短編は読んだことがありませんでした。
ヒッチコックの「鳥」もこの人が原作とは知っていたので、さて小説版はどう違うのかと興味もあり。
全8編、一気に読んでしまいましたが。
怖
長編とは全く趣が違います。
見事に計算され尽くした隙の無いストーリーテリングで、ぐいぐいと核心へと引き込まれ、オチで一気に突き落とされる・・・
ヒッチコックが好んで何作も映画化したのも、うなずけます。
しかもこの人の文章は、容易に映像が浮かんでくるから、なお怖い。
サスペンスというより、もうホラー。
怖いんだけれど、あまりの見事さに、思わず拍手したくなるような。
そんな一冊でした。
暑い夏の夜に、いかが。
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★怖い怖い、けれど上質のホラー短編集★ |
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