今日、読み終えた本。
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辰巳芳子さんの母、辰巳浜子さんの「暮らしの向付」です。
主に昭和40年代に書かれたエッセイ(私が生まれた頃ですね)ですが、食を中心とした日々の家事の中の心配りや季節感が、今読んでとても新鮮。
ふと見回して現代の便利な道具や食材があふれる中、大事にしたい精神がぎゅっと詰まっていました。
「心のこめ方」という言葉がすべてを表しています。
それにしても、この方の本のあちこちに登場する「和え物」のレシピは素晴らしい。
ご本人は身近な今ある食材(ゆで卵や油揚げの使い方には脱帽!)で機転をきかせて作っていたからでしょうか、和え物は殆どレシピ本に載っていないのが残念です。ぬたや酢の物、胡麻和え程度しか思いつかなかった私、お和え物だけのレシピ本が欲しいと思いつつ文章の隅にヒントを探しています。
食材によってさりげなくしのばせた辛子や生姜が愛情だな・・・
そういう組み合わせをささっと思いつく感性を磨きたいものです。
同じ辰巳浜子さんの「料理歳時記」は食材別にレシピが出ていてお勧めです
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