最も出口に近い部品なので体感変化が大きいです。
タンタルコンデンサなどを使う場合には注意して下さい。故障した時に短絡状態になるので、他の部品を巻き込んで壊してしまう可能性があります。自信が無ければアルミ電解コンデンサなどの故障したときにショート状態にならないものを選んでください。(絶対に巻き込んで壊れないという意味ではありません)
おすすめは音響用アルミ電解コンデンサなど。一般的にフィルムコンデンサが高音質とされていますが、
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-05037/
https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=3AMD-MTHS
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-05327/
コンデンサには極性があるものと無いものがあります。
コンデンサを含め、部品交換前の素の基板をカメラで撮るなどして記録しておいて下さい。後から元の状態を確認できます。
外し方は基板液晶側からはんだを溶かして外します。スルーホールで基板に穴が開いており、コンデンサ側から液晶パネル側まで貫通しています。液晶側はパネルに被っていますので、上からそーっと両面テープで貼ってあるパネルを剥がしていきます。下側はフィルム配線がつながっているので、下側からは絶対剥がさないで下さい。また、剥がしたあとははんだごてでフィルム配線を痛めないように注意して下さい。
コツは慣れるしか無いのですが、片脚をはんだごてで熱して溶けたらそのままコンデンサを傾けて片脚を浮かせて下さい。冷えたら逆側、そのまた逆側と外れるまで続けて下さい。取り外すコンデンサが不要であれば脚をニッパーでカットしてしまっても良いです。無理に引き抜こうとするとランド(基板パターン)を剥がしてしまうので注意して下さい。一気に抜こうとせず、少しずつ抜いてください。
抜けてた穴がはんだで埋まっていたらはんだ吸取り線で除去するのですが、慣れないとランドをさらに痛めてしまいますので、はんだ吸取り器(スッポン)も便利です。
(STRAIGHT/ストレート) ハンダ吸い取り器 19-192
480円
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はんだ吸取り器が無くても、はんだを溶かしてすぐさま爪楊枝を刺して除去する、という手もあります。はんだが溶けにくい場合は上からはんだを少し盛ってみて下さい。
また、最初はソケットピン化することもおすすめできます。
ここからは個人的に感じている事ですが、
時折上級者の方の改造で見かけるカップリングレスは最初はおすすめしません。何らかの故障の際にイヤホンも壊してしまう可能性があります。私は今でもカップリングレスにはしていません。最初は安全性を重視して下さい。