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港区に引っ越してから1ヶ月が経つけれど、大井町で所属してた町内のサークルのようなものは、引き継ぎも兼ねて今日まで通っていた。

大井町に住み始めて六年、うち四年はサークルのちょっとしたグループの長をやらせていただいた。

元来人見知りかつ引きこもりの気がある私、多くのメンバーに自分から接していかなくてはいけない立場は正直つらいことも多かった。

義務じゃなくて権利でやってることなのに、活動が忙しいときは「自分の時間が欲しい…」とため息が出ることもあって…。

今思うと愚痴も多かったなぁ…。

どうせやるなら歓喜と感謝の心でやっていれば自分の成長速度も全然違っただろうに…。

と後悔することも多々あるけれど、分不相応に長をやらせていただいたことで、自分の人生も心も大きく拓かせていただいた。

今はただただ感謝。

引っ越しが決まり、長を次のメンバーに引き継ぎ、大井町に行く予定がいっこいっこ減っていく度に微かな寂しさが去来した。

人に必要とされ、たくさんのメンバーと関われ、成長させていただいた日々が、どれだけ充実していたことか。
過ぎ去ってみれば分かること。

今日はいよいよ最終日。

この道も、この場所も最後かもしれないと思いながらゆっくりと…。

会合が終わり、出口に向かうと、私の後任のぴとこが「さくら、こっちこっち」と。

ついてった先にはメンバーの顔、顔、顔…。
ともさん、かよちゃん、かおり、あけちゃん、まきさん…。

「わー最後に会えて嬉しい!」と言ったら、
「会いにきたんだよ!」とともさん。

そしてぴとこから、「お疲れ様でした~」と、大きな花束!

そして今日来れてないメンバーからのたくさんの寄せ書き。
色紙二枚に裏表びっし…(T_T)

「えーっっ!嬉しい…」

胸が詰まってろくに反応も出来ず、夢うつつのまま記念撮影して、みんなに見送られながら会場を出た。

帰りの電車で寄せ書きに目を通す。

自分のグループのメンバーだけじゃない、お世話になった年配のご婦人や壮年の方からも…。

たくさんの「ありがとう」「幸せに」の声。

「青空の下でさくらちゃんの笑顔がはじけるとき、私の胸は弾みます」

「勝つことよりも負けない人に。素晴らしい人生を送ってください」

「一緒に過ごした時間は宝物です」

「どこにいってもさくらちゃんらしくいてください」

後任のぴとこからは、
「さくらが大切にしてきたグループ、これからは私がしっかり守っていきます」
と…。

泣きそうになって困った。

こんなにたくさんの人に支えられ、守られてきてたんだなぁ…。

港にいってから孤独や寂しさを感じることもあったし、最近かなり自分の悩みに振り回されてたんだけど、なんかもうそういうのがどうでもよく思えた。

これだけの人の思いに包まれて、幸せにならないなんて申し訳ない。

最高に正しく幸福な人生をみんなと歩んでいきたい。

愛する大井町のみんな、ありがとう。

今日の日は絶対に忘れない。

そして明日からまた、新しい一日。