映画「カフーを待ちわびて」をDVDで観た。
キレイな物語。
ファンタジーとリアルの中間のような…。
ストーリーは、明青っていう、沖縄の島で静かに暮らす青年が、神社で冗談半分に「お嫁にきてください。幸せにします」って絵馬を書いたら、それを見た幸っていう女性(幸)が突然「お嫁にしてください」って家を訪ねてきて、一緒に暮らすって話。
少し臆病で、純情な明青が可愛くて可愛くてね~~~
玉鉄位イケメンだったら周りがほっとかないだろって思うんだけど、この映画での玉鉄は、女性に慣れてない大人しい男性に見事になりきってる。
傷ついたりムカついたりしても曖昧な笑いで諦めて、波風立てないように穏やかに暮らすことだけを望んでる無欲な男性。
そんな明青が幸との生活に戸惑いながらも喜んで、でも終わりが来ることが怖くて「いつまでいるの?」って気になりながらも聞けない…。
そしてマイコ演じる幸の透明感ときたらっ
淡い色合いの服に長いキレイな髪をなびかせて砂浜に立ってる姿の美しさ。
明青に向ける無邪気な笑顔と、心にすんなり飛び込んでくる可愛い素直さ。
こんなキレイで可愛らしい女性が突然家にやって住み着いたら現実味がなさすぎて…今まで死んでるように生きてた明青にとっては、それまでモノクロだった世界が突然フルカラーになったようなものだろうな
最後は「そうだったのかー!」って謎が明かされるんだけど、孤独で心に傷を負ったもの同士が、そっと寄り添って、きっとこれからお互いを大切にしつつ幸せを創っていくんだろうなって終わり方だった
あの、幸の「お帰りなさい」っていう言い方は同じ女性としてぜひとも真似せねば…(ムリ)
この映画でうまいなあって思ったのが明青の髪型と心情の変化のリンクさせ具合。
全体的にぼさぼさで、前髪が表情を隠してるときは明青の心も暗くなっているとき、幸が現われて髪を切ってくれてさっぱりしたときは心も明るく前を向いているとき、そして幸が消えたらまた髪が伸びて、それに伴って心も荒んでいって…。
だから最後幸に再会して、「ひどい髪」って笑われる台詞が生きてくる。
逆にあんまり意味なかったような気がするのは、題名の一部をなしてる重要なキーワード、「カフー」っていう名前のわんちゃんの存在。
別に犬のカフーが重要な役割を担ってるわけではないので、別に「カフー」っていう名前にしなくても、ってかそもそも犬いなくても別に良かった気もする…
ともあれ全体的には、のんびりとした沖縄の島の風景と方言に癒される、優しくて美しい映画だった。
あー心ほのぼの
おまけ
今日は朝出かけるとき雨が降ってなかったので、傘を持ってでなかった。
そしたら帰り際雨がざーざー降ってて困っちゃった。
というわけで、昨日観た「雨に唄えば」の主人公になったつもりで傘をささずに、唄いながら帰って来た。
家に着くころには全身びっしょり。芯まで冷え切って凍え死にそうだった…(アホか)
おまけ2
昨日たかちゃん(小塚崇彦選手)の「ステップバイステップ」をようやく読んだんだけど、タイムリーなことに、たかちゃんが、カートブラウニングが滑る「雨に唄えば」に衝撃を受けたって語ってる箇所があって、早速つべで検索して発見!!
http://www.youtube.com/watch?v=P8F5l4_R_38
カートすごーーーい!!!!
リンクじゃなくて雨が降ってる狭いセットで、このステップ、傘を持ちながらの軽々ジャンプ!!
うわ~~~、たかちゃんもいずれこんな風になれるかな?