「ゲーテとの対話(下)」に突入
上を読み終えて、文章に馴染んできたので進むスピードも速い速い
赤は独り言。
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人間とは信仰と、沸き立つ勇気があればどんな困難な企てをも征服するものである。これに反して、少しでも疑惑が起こると、たちまち失敗するものである。
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人間は、自分は最高の創造物であり、その他いっさいの事物を単に自分に関係するもの、その限りにおいて、自分に仕え、役立てるものであると考えるのが普通である。
人間は植物界ならびに動物界を征服する。
そして、他の生物をかっこうの食物として収受する。人間のために父親のように配慮し給うのは神であるとしてその仁慈を謳歌する。
(略)
こうして、何事にも自分に有利な目的を立てて、その目的のためにすべてが創られていると信ずる。その上、人間はいかに可憐な植物といえども人間のために存在しているのではないとは考えない。
そしてその用途が現在まだわからないものも、行く行くはこれも必ず人間が発見して行くであろうと信じている。
しばらくはこれで通ろう。けれども、たちまち、こうした矮小な見解では手に負えない現象に当面するであろう。
そして、この場合、さらに高い立場を取ることなくしてはひどい撞着に巻き込まれることであろう。
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人はあまりにも、あまりにもつまらないものを読みすぎる。
そして時間を浪費しながら、何も得るところがない。
本来、人々はつねに、ただ嘆賞できるもののみを読むべきである。私は自分の青年時代にそうした。
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人間は、ただ、自分でできることだけを認め、褒め称えるものである。
それに元来第ニ流の世界で糊口の道を立てているある種の人たちがいる。
彼らは術策を弄して、実際に非難に値するものを文学に見つける。
そして、それに多少長所があっても、あくなくこれを罵倒する。
そして、全くひどく蹴落としてしまい、彼らが賞賛する第二流のものをますます高く見せようとする。
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安逸はどんな場合でも全く私の性にあわない。
(略)
豪華な室や、華美な家具は、全然考え事をしないか、またはしなくない人々のものである。
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我々の生涯の事実が価値あるのは、それが真実であるからではない。何か意味を持っているためである。
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(ゲーテを攻撃していたある著作家について)
あれは徒党を組んでその党派的憎悪を利用している人物だ。
徒党なしにはなんの働きもできないだろう。文学界には事実、憎悪が才能に入り変わって、つまらない才能でも、ある党派の一員として現われると重々しく見える場合が間間ある。
それに世間には独り立ちするほど充分な特色を持たない人間がおびただしくいる。
これらは一様に、徒党に属して、この威を借りて、まあひとかどの体裁をたもっている。
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ゲーテ、気持ちいいほどの一刀両断…(笑)
ゲーテは偉大な文学の巨星。そのゲーテに言葉でケンカをうっても倍返しに返って来るだけなのに…。
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(一人の孫について)
この児はあまりに敏感な良心を示している。そして、持ち前の同義的な自分を怖しく重大に考えていて、少しも仮借しない。こうした良心は偉大な行為によって平衡を取らないと憂鬱症の人間を作るものだ。
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ちょっと分かる気がする…。
これまたゲーテが言っていることと一致しているかは分からないけど、優しい人は、自分に直接関係ないことでも気に病んでしまうから、とても傷つきやすい。
その正義を貫く行動力があれば良いけれど、単に優しい心だけを持っていると、普通に生きているだけでも傷つくことばかりだろう。
おまけ
南極大陸と共に、一回目から欠かさず観てるドラマ、「僕とスターの99日」
雨後の筍のように次々デビューしてるK-POPには全く興味ないけど(みんな同じ歌に聴こえる…。)、韓流スターの中でキムテヒは昔から好きだ。
はじめてみたのは天国の階段。超性格悪い悪女をやってたけど、その輝く美貌ときたら…。
私の中でのなりたい顔ランキング不動のナンバー1!!(ちなみに2位はめざましテレビの愛ちゃん、3位は宮崎あおいちゃん…みんなキレイ系というより可愛い系美人で笑顔が可愛い)
みよ、この美しさ!
べっぴんさんやわ~~~
好きといいつつ、韓国ドラマは大分昔に観た冬ソナと天国の階段だけで飽きちゃったので(韓国ドラマはどの作品でも悲しいシーンでやたら女優が泣き叫ぶのと、封建的な親のきつさが苦手で…。“私の名前はキムサムスン”だけは大好きだけど。)、キムテヒの出てる作品はほとんど観てない。
アイリスも一話だけはみたけど、髪型とかメイクとかがちょっと古臭い感じで(せっかくのキムテヒの美貌が勿体無い…)、ストーリーもいまいちだったので観なかった。
しかし今回日本制作のラブコメ、しかも相手役があのカッコイイ~~~西島さんってことで楽しみにしてた。
(西島さん渋い!かつ好青年!かつ爽やかな美声!!)
このドラマ、まあ設定はあり得ないし、キムテヒもきれいなんだけど、日本語が出来ないことを差し引いても演技力が「……」な感じだったので3話目くらいまでは惰性で観続けてたんだけど、ここ何週か俄然面白くなってきた。
何がいいって、初々しさ
このドラマ、設定が西島さん演じる航平が38歳、キムテヒ演じるユナが30歳なんだけど、普通その位の年代のラブストーリーっていったら、大人のラブストーリーっていうか、どろっとしたものが多い。
すぐに惚れたはれたの不倫だのなんだの…。
それがこのドラマ、主人公二人が不器用で奥手で、5話目だか6話目だかでようやくニアミスで手が触れ合ってドキみたいな…いや~ん(←コラ自重せぇ)
若い学園ドラマとかだったら初々しいラブストーリーもあろうが、そういうのは役者が若いので演技が稚拙。
しかし西島さんはさすが演技派!!
奥手で鈍感の星バカっていう役どころをコミカルながら厚みのある演技力で演じてる。
(私航平みたいなタイプ大好きだわ~。ガツガツ感ゼロで、誰に対しても優しいけどなかなかなびいてくれない…みたいな)
キムテヒも、話が進むにつれて日本語の台詞の違和感が段々薄れてきて、馴染んできてるし、何よりキュート
(ドラマの回が進むにつれて演技が上達してきてる気がする…)
この前の回はすごく良かった。
ユナが、航平のことが好きなのに、あえて「からかっただけです」って突き放すシーンで、航平が「良かったです。俺星バカだしそういうのめんどくさいっていうか…」(こういう残酷な台詞さらっと言っちゃうところも好き~)って言ったら、ユナが顔をそらしながらも目を潤ませて必死に泣くのをこらえてて…。
あのキムテヒは同性から観てもキュンとしちゃうくらい可愛すぎた…隠してても嘘ついてるってバレバレやがな~。
そんでラスト、航平がようやくユナへの気持ちに気付いて、抱きしめて、キスするところ
あの中学生のキスかよ!っていうぎこちなさ
航平は星バカで、今まで全然恋愛に興味ないっていう設定だから、あえてのあのキスなんだけど、それを西島さんがするところが萌えっ萌え~~~~~
いいのかな…っていう感じで、大切なものをそっと包むような抱きしめ方&触れ合わせるだけのキス
(そうそう、きゅん研究家としては最初のキスがフレンチキスなんてあり得ないのだ)
何度か巻き戻してニヤけてもうたやないか…
南極大陸の裏だし、フジやキムテヒが半日とかって叩かれてて視聴率は全然良くないけど、久々に心があったかくなるような、キュンとするドラマ(私も真央ちゃんイジメするフジは大嫌いだけど)
ライバル役の佐々木くらのすけ演じる高鍋さんも紳士的で優しいし面白いし…。
あとスピッツの歌う主題歌もいい!着信音にしちゃったなんでサントラに収録されてないんだ。
残り2話。クリスマスに向けて恋愛モードが高まりそうな展開に期待
(私のクリスマスは姉と姉妹で寂しく過ごす予定だけども…ほっといてくれぇぇっっっ)