今週末はTSUTAYAの旧作が一本100円だったので、金曜日に3本も借りてきた。

その感想。


一本目。「ちょんまげプリン」


ティアドロップス☆☆

ファンというわけではないけれど、最近テレビに出てるとつい観てしまう関ジャニ8。(面白いし仲良さそうだし微笑ましい気持ちになるのよね)


そのメンバーの一人、錦戸くんが主演してる映画。


江戸時代のお侍さんが現代にタイムスリップしてしまい、ある母子と交流を深めながらパティシエとしての才能を発揮するっていう話。


母子の母役はともさかりえ、子役は今をときめく鈴木福くん。


二時間にまとめなきゃいけないので展開がやたら早かったけれども(ともさかりえ演じるひろこが錦戸君演じるお侍さんが過去から来たことをすんなり信じて受け入れちゃうとことか)、娯楽作品としては充分に面白かった。


錦戸くん演じるお侍さんが可愛いのだラブラブ

今時の服装に変えても、侍魂はそのまま。頑固で融通利かなくて、まっすぐ芯が通ってて、でも女性からの好意に対してはやたら初心で鈍感で…。


走るときとか、腕を振らずに両手を袴に添えるような形のままだったり、背筋をいつもぴんと伸ばしてたり、動きの一つ一つがやたら折り目正しかったり、振る舞いもちゃんと武士っぽく気を遣ってる。


そしてともさかりえのお母さん役も良かった。

ともさかりえといえば私世代からすると堂本剛くんとの金田一少年の事件簿のイメージ。


あのときから、とりたてて顔立ちの整った美人ってわけじゃないんだけど、なんかこう都会的というか、いかにも都会で生まれ育った子っていう雰囲気があったなぁ。

「ゲッ」とか、そういうくだけた台詞が自然で板についている…笑


母子家庭でキャリアウーマンと母親の二役をこなしていたひろこが、お侍さんに出会って庇護欲をかきたてられたり、まっすぐさに癒されたり、そして徐々にその存在が大きくなってかけがえのない支えになっていく…そういう過程がとても温かい眼差しで描かれていた。


映画としてきちんと完結してるんだけど、続編とかあったらいいのにな。


そして二本目。「美女と野獣」



ティアドロップス☆☆
1946年にフランスで制作された、実写版。


これは美しい映画だった…。


CGとか無い時代なのに、手だけの召使とか、野獣のメイクとかもよく出来てる。


そして映像美の素晴らしさ…。

暗い映像の中で白いカーテンがはためく様子なんて、絵画のような幻想的美しさだった。


あとフランス語の歌うような美しい響きに、主人公、ベルの優雅な身のこなし。


ベルが「汲んであげるわ」と歌うようにささやいて、水をすくって野獣に飲ませてあげるシーンときたら、バレエの一場面みたい…。


そして野獣の、「ベール、ベール…」という、詩を朗読してるような話し方…。


すばらしく美しい映画だった。


ただし、ラスト10分のわけわかんなさを除いては…ガクリ


監督、ラストにさしかかって突然やる気なくしたのか?って位のストーリーのやっつけっぷりだった…。


野獣がベルに託した魔法の鍵、あれ結局盗まれたままだったけど特に野獣最後まで何も言わないし。

超大事な鍵って言ってなかったっけ…?


そしてベルも、直前まで野獣のこと「いい人だけど愛してない」って言ってたのに、野獣の魔法が解けてイケメンになった途端愛を受け入れてるし…。

(野獣が“お前の愛に満ちた眼差しで魔法が解けた”って言ってたけど、その前にベルの眼差しが映らないっていう…)

ここはディズニー版のように、野獣の姿のままのときに「愛してるわ」って言って真実の愛で魔法が解けるところだろ!っていうもやもやが…。


そんで「私はある国の大王だ。お前は女王になるのだ」って言って二人してどこか飛んでっちゃうし。

えええ~~~~~~???どこ行ったーーーーーーー!!!叫び


あと最初のシーンでベルの父親が手折ったバラの伏線も最後まで出てこない…。


その辺の矛盾点をきれいに解決したのがディズニー版だな…。

うう、美しい映画だったのに、ラストが惜しすぎる…。


三本目。「初恋のきた道」



ティアドロップス☆☆
今や国際的大スターとなったチャン・ツィイーの、デビュー作にして出世作。


もうこの映画のチャン・ツィイーの美少女コンテストっぷりときたらっっビックリマークビックリマーク


可憐にして清楚ビックリマークビックリマーク


こんな可愛い子があれだけひたむきに想ってくれたらそりゃ街の青年も簡単に陥落するわ。

この子の好きな人に対する一生懸命さは、みつはしちかこの「小さな恋のものがたり」のチッチを彷彿とさせるなぁ…。


で、田舎の娘っていう設定なので、美人なのにもこもこのダサい服で不恰好に走る様がまた魅力的音譜


好きな人を見たいがために遠くの井戸まで水を汲みに行ったり、好物を一生懸命作ったり…分かる分かる、恋ってそういうものだよね…得意げ

どこの国でも恋する心は一緒だな。


若干、好きな人に対する態度とそれ以外の人に対する態度の落差に「オイオイ…」ってなるけど…笑

好きな人に対してのハニカミ笑顔に対して、村の青年に対する「ケッスマイリー」っていうツンケンっぷり、ひどい…苦笑


とにかくチャンツィイーの魅力全開の映画だった。


中国映画、いいなぁ。今度グリーンディスティニーとかも観てみようかな。


おまけ


今日は大学時代からの友達、ノリコとミカリンと六本木散策音譜

ミッドタウンもヒルズもどこもかしこもクリスマスムード一色ラブラブ

(お陰でものすごく混んでた…)


ランチは、前から行きたかった、ベンツのショールームの二階に二年限定でオープンしてるレストラン、「アップステアーズ」に行ってきた。


1600円のパスタランチは、前菜とデザートがビュッフェスタイルの食べ放題、そしてメインのパスタと飲み物。


前菜はお野菜中心で、どれも新鮮でおいしかった~~~!!大満足。


そしてヒルズではいつもの如くタダ券で展望台に昇ったんだけど、今日は今までで一番晴れていて、富士山がくっきり見えた。


今日の東京タワー。


ティアドロップス☆☆
雲一つない晴天!!


そして夜はミッドタウンのイルミネーションを…。


ティアドロップス☆☆
光が変化して、いつまでも眺めていたかった…。