最近買ったCD色々…。


ティアドロップス☆☆
「コクリコ坂から 歌集」


映画を観にいったときに劇中で流れた「朝ごはんの歌」がすごく気に入ったので買っちゃった。


手しま葵(しまが出ない…)の声はもともと好き。

透明感があるウィスパーボイスは耳に心地よくて気持ちいい。


このCDは、劇中で流れた挿入歌5曲と、それプラスイメージソングみたいのが数曲収められてる。

作曲はゲド戦記のテルーの歌を作った谷山浩子さんがほとんどで、作詞は宮崎吾朗監督。


私はゲド戦記は見てないので、ごろー監督の監督としての才能はよく分からないけど(コクリコ坂はよかったけどね)、ごろー監督の書く歌詞はすごく好き。


偉大なお父さんの駿監督もそうだけど、この親子、普通にオジサマなのに、なぜ子供の心とか、初恋の少女の心を生き生きと描くことができるんだろう。


特に好きなのは、前述の「朝ごはんの歌」と、「旗」。


歌詞を一部抜粋。


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「朝ごはんの歌」


きゅうりを刻んで小鉢に分けたら

味噌汁に葱パッパパ


お味噌汁並べて お箸も配って

支度は上々


眠そうな顔して みんながそろったら

さあ沢山召し上がれ

今日も一日がんばろうね


みんなで朝ごはん 私が作った

ゆっくり 食べてね

でも 遅刻しないでね

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「旗」


丘の上の君 海の上の僕

君の想いが 届くのならば

僕の想いも 届くだろうか


今日もまた君は 旗をあげる

帰らぬ返事を 待ちながら

今日もまた僕は 返事をする

返事がなくとも 君からの


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このCD、曲が平淡なものが多いので、途中ちょっと中だるみするようなところもあるんだけど、寝る前や朝のけだるい気分のBGMとしてはとてもよい。


そして何よりこの歌詞よ。

詩集として歌詞カード読むだけでもうっとりしてしまう。

日本語って美しいよねやっぱり…。



ティアドロップス☆☆
「VERY」 pet shop Boys


「なんで今更ペットショップボーイズ…?」と姉には呆れられたけど(ほっといてほしい、めぐり合いはいつだって突然なのだ)、すごく良かった。


曲調も声の重なりもとっても爽やかで清々しい。


普段洋楽はあんまり聴かないんだけど、このCDはすごく気に入って、最近よく聴いてる。

特に好きなのは四曲目の「a different point of view」。

これシングルカットされてないようだけど、ダントツで好きで、何度もリピっちゃう。


曲も歌詞もすごく可愛い。

「好きだって言ってるのに君は信じてくれない。君は僕とは違う視点をもってるんだ」みたいな…。

サビの部分で「ディーファレント、ディーファレント♪」って、ディーをすごく伸ばすところが、この歌い手の主人公が拗ねながら「全くもう、仕方ないな」って言ってるみたいで好きにひひ(マニアック…汗


デートの日の朝とかに聴いたらウキウキ楽しい気分で出かけられそう音譜(いつそんな機会が…)



ティアドロップス☆☆
「弦楽四重奏第15番&第16番」 ベートーベン

(画像小さすぎて見えんがな…)


うーん、文句なしに美しいビックリマークビックリマーク


弦楽四重奏って、ジャンル的にいまいち地味~なイメージなんだけど、小さくきらめく宝石のような美しさがある。

特に15番の三楽章モルトアダージョの突き抜けた美しさときたら…。


最初に優しい和音の動きから始まって、途中水がはねるように可愛らしく音が躍動して…。


人生から余計なものを取り除いたら、きっとこんな曲が出来るのかな。


こんな曲を作れるベートーベンの心を知りたい…。

苦難に満ちた激動の人生だったのに、それでもこの世界や、生きることそのものに対する喜びや愛情が伝わってくるような曲を作れてしまうその心とは…。



ティアドロップス☆☆
「2CELLOS」


本日六本木のツタヤで衝動買い…。


六本木ヒルズのすぐそばにある、スタバと一緒になったツタヤが大好きで、六本木に行く用事があったら大抵寄る。


楽しみは試聴コーナーで気になったCDを片っ端から聴くこと。

アマゾンとかで買ったほうが安いんだけど、CD屋で試聴して出会ったCDをその場で買うっていうのってやっぱり楽しいんだよね。


2CELLOSのCDは、あんまり人気の無いクラシックやジャズやヒーリングミュージックが置かれてる一角の試聴コーナーにあった。


チェロのデュオってめずらしい…と思って聴いたら、脳に響く迫力あるチェロの音ビックリマーク

もうガシガシ弦こすってる感じがひしひしと…キラキラ


でも歌う場面では、チェロ本来の豊かな音色がとても気持ちよくて…。

チェロの音って、まさに「木自然」って感じで好きなんだよね~。

聴いてると木目だったり、緑の生い茂った大木が目に浮かぶようで…。


このCDではロックをカバーしてるんだけど、ギターだとうるさく感じるロックでもチェロだと上品さを失わなくて聴きやすい。

チェロのテクニックのことはよく分からないけど、あれだけ細かい音を正確に弦で拾ってるんだから相当な技術を持ってるんだろう。(イケメンなだけじゃないのね…)


気に入ったのはマイケルジャクソンの「ヒューマンネイチャー」のカバー。

(マイケルは本当にいい曲を作るな)


迷った挙句買ったんだけど、家でウキウキ再生したらちっと物足りない…汗

あーやっぱヘッドホンで耳から脳にダイレクトに響かせてこその音色の美しさだな…。


学生時代に買ったアイワのコンポ、だいぶ頑張ってくれてるし壊れるまで買い換える気はないんだけど、この前LABIで冷やかしで見に行った最新のコンポで聴いたら大分音も違かろう。


2CELLOS、10月に来日するとか…。

イケメンだし、演奏は迫力たっぷりだし、これからの注目株だなニコニコ


おまけ


今日六本木ヒルズから見た景色。



ティアドロップス☆☆
遠くに見えるスカイツリー。


ティアドロップス☆☆
見渡す限りのコンクリートジャングルなのに、なんで寂しい気持ちになるんだろう。