今日はノー残業デイだったので、ずっと観たかったコクリコ坂からを観にいった。

レディースデイだしね音譜


19:05から、プリンスシネマ。


公開されて結構経つけど、さすがスタジオジブリ。お客さん結構入ってた。


ジブリは好きだけど、正直ハウル以降いまいちパッとしないな~と思ってたんだけど、今回のはよかったニコニコ


物語のスケールは小さいし、時間的にも小品って感じなんだけど、なんか耳をすませばの昭和版っていう感じで…。


耳をすませばもそうだけど、ジブリ作品の坂のある街ってすごく趣があって好きだ。

なんかこう懐かしい気持ちになるっていうか…。


物語自体も、妙に懐かしいというか…こんな経験したことないのに、なんとなーく自分の学生時代とオーバーラップして甘酸っぱい気持ちになる。


大人になったらなんでそんなことに?っていうことに当時は一大事のように熱中したり、自分では大人と対等に話してるつもりでいっぱしの口きいてて、でも多分大人から見たら背伸び感ありありでむず痒かったり…。


かつて子供だった大人がみると「う~~っっあまがゆいっっっあせる」って気持ちになると思う笑


そして主人公二人の恋の可愛いこと…ラブラブ

ラブストーリーのキュン度は日本がやっぱり一番だな。


ハリウッドの作品って、両思い確認したらすぐディープキス的なところがあるけど、それじゃきゅんとしないのビックリマーク

距離が近くてどきどきしあったり、目が合いそうで合わなかったり、お互い意識してるのにわざと避けたり…そんでようやく思いが通じて始めて手をつないで…。

そう、きゅんとは片思いから両思いへの段階そのものなのよっっビックリマーク(←きゅん研究家)


この作品はそういう意味できゅん率高しアップ


お互い明らかに意識しあってて、でも突然彼が避けだして、彼女は不安になって…っていう。

ただ、途中で、主人公の海ちゃんが唐突に「私のこと嫌いになったならはっきり言って」ってしゅん君に言ったのにはちょっとがっかりしちゃったガーン


だってそれまでお互い両思いだけど口に出せないっていう奥手のときめきメモリアル状態だったのに、あれ?いつの間にそんな関係になってたの?って…。

海ちゃんそこはもうちょっと恥らってもどかしい感じ出して!(←監督か汗

そういえば耳をすませばでも、最後の最後で聖司くんが突然「雫!結婚しよう!」とか言い出してずっこけた記憶が…苦笑


でも全体的にはすごくよかった。

最後しゅんちゃんが「メル!」って呼んで(本筋とは関係ないけどなんで海って名前なのにあだ名メルなの?)、二人で海に向かって駆け出すとことか、「く~~~~っっ青春!!!」って爽快走る人


いいな~私も何も考えずただ好きな人と恋のために走りたい…キラキラ(その前に体力つけなきゃ…。ってそもそも好きな人見つけなきゃ…)


あとカルチュアタンの描写はさすがジブリグッド!

めちゃめちゃワクワク感いっぱい音譜

こんなおもちゃ箱みたいな建物あったらいついちゃうひらめき電球


千と千尋の湯屋もそうだけど、思わず「行ってみたい!」って思うような夢のある建物多いよねにひひ


音楽もよかった。

オーボエとアコーディオンの音やっぱり好きだわ~。

あと手島葵の声大好きラブラブ迷ってたアルバム、やっぱりかっちゃおニコニコ


本当に青春時代を思い出したひと時だったな。


私にとって青春時代ど真ん中といえば大学時代なんだけど、夜中に先輩の車で耳をすませばのモデルになったといわれる聖蹟桜ヶ丘をドライブして、「ここあの神社だ~!」とか、「これ学校じゃない?」とか盛り上がったりしたの思い出した。

BGMはラブサイケデリコで、ちょうど試験の真っ最中で、「明日試験なのにやばいよ~」とか言いつつ…。

当時はすごーく好きだった人がいて、その人と仲良かった先輩たちだったからドライブ中に相談にのってもらったり相手の近況聞いたり…。


今思うと当時の自分とか恥ずかしすぎて叫びたくなる位消し去りたい過去ばかりなんだけど、あの時はあの時で一生懸命だったんだよな~って、当時もどこかで分かってたけど、二度と戻ってこないかけがえのない青春時代だったなって思う。


もちろん今だって楽しいし生涯青春の気概!なんだけど笑、あの時はやっぱり時間も心も自分のためだけに思う存分使えたし…今だったら平日夜中のドライブとか次の日が怖すぎて出来ないしね苦笑


そういうのが映画みながらフラッシュバックみたいに蘇ってきた。週ど真ん中の水曜日のアフターファイブに、それは貴重よにひひ

うん、よかったコクリコ坂ラブラブ


しかし、気になって仕方なかったのが、外国人のファミリーが観に来てたんだけど、明らかに日本語不自由そうだったんだけど理解できたのかっていう…汗


昭和の話だから「諸君!」とか、現代じゃ使わない言葉遣いも多かったし、あと「科研」とか「哲研」とか、日本人ならなんとなーく「科学研究部」の略かなとか想像つくけど、外国人にとってはレベル高すぎよね?

(うちの大学もフランス語研究会はフラン件とか、落語研究会はオチ研とか略されてたから懐かしかった)


多分世界的に有名なスタジオジブリの映画ってことで観に来たんだろうけど…せめてトトロやポニョみたいなのだったら理解できただろうに…。

コクリコ坂は多分日本人でも子供にはあんまり面白さが理解できないかもしれないな。


トイストーリー3みたく、かつて子供だった大人のための話って感じ。

そして世界観もザ☆日本だから、日本人だったら郷愁を誘われるけど、外国人には難しいかも…。


始まる前は記念撮影とかして盛り上がってたファミリーが、最後エンドロールもそこそこに帰り支度を始めてたことに「ああ…やっぱり…ガクリ」ってちょっと残念に思ったりして…笑