さて、ウィーン旅行記がやっと終わった。
(まさか1ヶ月以上かかるとは…)
最後に全般的に思ったことなどなど。
人々
ヨハンシュトラウスの名曲“ウィーン気質”とは結局どういうものか掴めるほどウィーンの人たちに接したわけではないけれど。
私が関わったウィーンの人たちは親切な人ばかりだった。
ちょっと日本人に似てるかな?
ウィーンは都会だから、外国人が歩いてても見られたり話しかけられたりすることはない。
地図を片手に明らかに迷ってても、むこうから話しかけてくれることもそうそうなかった。
でも、こちらから道を聞くと100%親切に丁寧に教えてくれる。
そういうところがちょっと日本人に通じるなと思った。
日本人も、外国人がいても自ら積極的に話しかけたりはしないけれど、何か聞かれたら出来るだけ答えようとする。大抵の日本人はそんな感じじゃないだろうか??
あとお店での挨拶はとても気持ちが良かったな。
これは日本にはないところ。
ウィーンにいるとき、疲れてテンションダウンしてるときは、挨拶するのも億劫でお店とか入りたくないや…って思っちゃうときもあったんだけど、日本に帰ってきたら基本無言でお店に出入りして、ほとんど言葉も交わさず買い物するのがちょっと物足りなくなっちゃったな
困ったこと
ウィーンに限ったことではないけれど、トイレは結構困った。
まずその1、外だとレストランとかに入らないと無料で使えるトイレがない。
日本だったらちょろっとデパートだの駅だのに入ればどこにでも無料で使えるトイレがある。
気軽にトイレに入れないってのは街をうろつくときもちょっとプレッシャーだったな。
あとトイレ関係の困ったことその2は、便座が冷たくてトイレットペーパーが固い。
先輩曰く、日本からのお土産に便座カバーを買って帰ったら、ウィーンの人たちにたいそう喜ばれたとか…。
「トイレにじゅうたんを敷いた!」って。
ウィーンなんて冬日本より寒いだろうし、冷たい便座はつらいだろうな。
ウォッシュレットなんてものがついてる日本のトイレ文化は世界一だな。
そしてその3は、フランスも一緒だったんだけど、便座が高いのよ…
膝下が日本人の標準サイズの私には、つま先がやっと地面につくくらいで疲れるのなんのって…。
さすがヨーロッパ人は足が長くていらっしゃる…(涙)
あ、そうそう、トイレの洗面所の画像。
手を拭いたら、そのままバーをつたわらせて下にあるかごの中に落とすっていう…。
ザッハーの洗面所もホテルの洗面所もこの方式だった。
ドイツ語
なんだか日本でちまちま勉強してた期間より、向こうにいた一週間の方が上達した気がする…
やっぱり「使わざるを得ない状況」に放り込まれるのが上達の一番の近道なのね
ホテルにいる間、ずっとテレビをつけてたのも良かったかも。
全然意味は分からないけど、聞き取れる単語が段々増えてくるのがわかった。
実際人と話すときは、2回同じことを繰り返してもらうと簡単な言葉の意味なら結構わかった。
1回目はとりあえず話しかけられたってことだけしか認識できないので全く分からないんだけど、2回目は集中して聞くので、単語をちょっと拾えて、大体こんな感じかな?って推測できた。
あとテンションによって全然違った
絶好調のときは聴き取ることも話すことも結構できるんだけど、つかれきってるときは簡単な言葉でも意味がつかめないし、話す言葉も出てこない。
日本語だと無意識に言葉を認識できるから楽なんだけど、やっぱり慣れてない外国語にはそれだけ神経を集中させないと分からないってことだろう。
日本で勉強してた言葉が通じたのは嬉しかったな~~~次はもっと話せるようになっていくんだ
一人旅
初の海外一人旅だったけど、すっごく良かった
これが例えばハワイとかバリとかのバカンス旅行だったら、そりゃ友達や家族といったほうが楽しかっただろうけど、ウィーンみたいに思い入れのある場所、なるべく文化や人々と触れ合いたいと思う場所なら一人旅が断然おすすめ
好きに動けるのは勿論のこと、なんか自分の心に繊細に敏感にいられるというか…。
もしこれが誰かと一緒だったら、迷う局面でも二人の中で解決させてしまったり、逆にノリでいけちゃったりしただろう。
だけど一人だったから、困ったときは誰かに助けを求めなくてはいけないし、道を聞くにも勇気を出して人に尋ねて…緊張して、通じたら嬉しくて…。
そういう自分の気持ちの変化とずっと向き合っていられた。
ベートーベンと、心ゆくまで(自己満)対話もできたしね
食事
おいしかったのはグラーシュがダントツで、あとグリースノッケルズッペと、ザッハーで食べたターフェルシュピッツ!
ザッハートルテも甘かったけどおいしかった。
飲み物ではブロイナーホフトロイメと、ゲリュプリッターでしょやっぱり
日本に帰ってきてからも、安い白ワインと炭酸水買って来て自分で割って飲んでたり…
あとミューズリーね。日本にもあるかなと思ってスーパー行ったけど同じようなのはなかったな。
シュニッツェルやコルドンブルーも勿論おいしかった。
ただ…総じて量が多いのよ
一食食べるともう~お腹いっぱいになっちゃって、あんまり色々な種類を食べれなかったのは残念…。
お金
素朴な疑問なんだけど…1セントや2セントは必要なのかしら…。
スーパーだと3.99ユーロとかあるんだけど、ほとんど12.5ユーロとか、何十セント単位で、あんまり1セント単位で価格設定されてるものがなかった気がする。
そしてコインの見た目が似てる!1セント、2セント、10セント、50セント、みんな茶色いコインだし、1ユーロと2ユーロも銀色で大きさも似てる。
数字ってただでさえ聞き取れなくて、聞き取れてもコインが似てるので咄嗟にぴったりの金額が出せず、結局ちょっと大きめのお金で支払ってしまうので小銭が溜まること溜まること…
なれてればちゃちゃっと出せるんだろうけど、1円、5円、10円、50円、100円と、ものすごく見た目で区別しやすいコインしか普段使ってない日本人にはレベルが高かった…。
ちなみに多めにお金もってったので、ユーロが結構余ったまま日本に持って帰って来たんだけど、円には両替しないつもり。
絶対また行くから、そのとき使うんだもんね
街
旧市街は写真でも分かるとおりとても美しかった。
ウィーンの素敵なところは、都会なのに自然がものすごく多いところ。
シェーンブルンやプラーター、ハイリゲンシュタットは、今でも思い出すたびにあの清浄な緑のにおいを嗅ぎたくなる位気持ちが良くて美しかった。
あと窓が面白かった!!窓マニア(いるんかいな)にはたまらない街だと思う。
装飾が階数ごとに違うの。
最初に先輩にそれを教えていただいてからは、街歩くときも上ばっかりみて歩いてた。
最近の建物は残念ながら装飾自体されてないものも多いとか…。勿体無い。
最後に窓写真を貼り付けて、本当にウィーン旅行記全てが終わり!
ね?装飾が階数ごとに全部違うのが分かるでしょ?
ウィーン旅行記、書いてる間はまだウィーンとつながってるみたいで嬉しかったな
ブログに書き終えて…次はアルバム作るんだ
写真はりきって400枚位とっちゃったから…一体何ヶ月かかるかしら
そして明日はミュージカルを見に行く予定
生マテ殿に会えるぞ~
今からお風呂に入って…寝る前にちょっとだけエリザベートみて、マテ殿気分を盛り上げましょう