オペラ座の前に着くと、ちょうど路面電車D線が…。
飛び乗ったのはいいものの、本当にこれであってるのか不安になった私。
座席に座って、地球の歩き方と社内の電光表示を見比べていると、隣に座っていたおじさんが、何事か話しかけてきた。
「え?」と聞き返すと、「なんちゃらかんちゃらベルベデーレ?」って
おお!きっとベルベデーレ宮殿に行きたいのかい?ってことだろう
[Ja!]と答えると、このバスで合ってるよっていう風に、バスの床を指したあとに親指を立てて「OK」とやってくれた
ダンケシェーン
なんて親切なんでしょう
感激していると、おじさん、また何事か話しかけてきた。
またもや「え?」と聞き返すと、少しゆっくりめに、「ドイツ語はしゃべれるの?」って聞いてくれた。
[bisshen.ich lerne deutsu](少しだけ…。今勉強中なんです)と答えると、[Super.](すごいね!)って言ってくれて、その後何事かまたぺらぺら話してくれたんだけど全然聞き取れなかった…
多分、「君のドイツ語はなかなかイケてるぜ」とかそんな感じだろう(←根拠なきプラス思考)
おじさま、ベルベデーレのバス停に着く前に今度は英語で話しかけてくれた。
多分「次がベルベデーレの上宮で、その次が下宮だよ。どっちでも好きな方で降りたらいいよ」的な感じだったと思う…。
お礼をいって、上宮の前で降りた。
親切なおじさま、Vielen dank!!!!!
さあ、ベルベデーレ宮殿
チケットを買う前に、庭園をみましょう。
チケット売り場にいくと、気難しそうなおじいさん。
ニコリともせずに、「上宮だけのチケットでいいのか?」と。
[ja!]と答えたら、そのあとなんておっしゃったと思います??
[sutudent?](学生か?)って
やだ~~~~~
学生だなんて…見えますか??エヘへ…見えますか??(←うざい)
思いっきり照れながら[Nein.]ってにやにや答えたら、おじいさん、「あっそ」って感じでこれまたニコリともせずにチケットをくださった
テンションダダあがりのまま宮殿内へ…
ここも残念ながら写真撮影は禁止。
宮殿内は美しかった。天井画があったな。
この宮殿の最大の目玉は、なんといってもクリムトの接吻。
この絵の前には人が大勢いて、椅子に座ってじっと眺めてる人たちもいたな。
あとはナポレオンのこの絵。
この絵、ちょうど私の勤務先がある品川駅に、つい最近までどでかいポスターが飾られてた。
キャッチコピーは「おい幹事!!」だったかな…。
なんかクーポンだかPCサイトだかの宣伝ポスターで「いい店を探してくれたまえ!」とかなんとか…。
う~~~ん…これ描いた人が知ったら卒倒しそうだ
あとはシーレの絵とかもあったけど…正直絵については上の2点以外あんまり覚えてなかったり…
あ、あと赤ちゃんと、若い夫婦の三人を描いた絵があって、それはすごい幸せそうで、夫婦も美男美女で素敵だったな。(あいまい)
美術オンチのくせに、この一週間で分不相応に名画を見すぎたせいで完全に麻痺してるようだ…。なんて勿体無い
それでも全部みるのに結構時間がかかって、ちょいと疲れてきた。
観光するのに、毎日デジカメとか地球の歩き方とかノートとかを持ち歩いていたので、すぐに肩が凝ってしまうのだ。
時間はお昼過ぎくらい。
一度ホテルに帰って福やきそばの残りを食べて、街探検に出かけよう。
つづく