カールスプラッツ駅に着くと、ノリのいい音楽が…。
すごいな~~~。ここ、教会のまん前。
教会とポップス(っていうかかかってた音楽はむしろロック…)
私もぐるりと一回りして…、
ああ、なんだか猛烈に悲しくなってきたな。
集ってる若者達、みんな友達とわいわいしてて楽しそう。
きっとウィーン市内に住んでる人たちなんだろう。
ここに生活の場があって、学校とか職場とか、属するコミュニティーがあって…。
対して私はもうあと二日で日本に帰らなくてはいけない。
所詮ウィーンではかりそめの客。
ここに自分がなんのコミュニティーも持っていないことがとってもとっても悲しい…。
私もウィーンで、何か「自分の居場所」と言えるようなものが欲しい…。
それ位ウィーンが好きになった。
悲しい気持ちのままフェスティバルをあとにして、とりあえず夕食を。
まだお腹があまり空いてなかったので、一昨日お寿司を食べたお店へ再び。
うどんだったら食べれるかなと思ってオーダーしたんだけど、出てきたのは…、
…
タンメンの麺がうどんになったって感じ?
味は決して悪くなかった…。
でもちょっと食べただけで、自分が全然お腹が空いてないことに気付いた。
もう入らない…恐るべしカフェフラウエンフーバーのコルドンブルー…。
お店の人には大変申し訳ないけど、エビフライは一本食べただけ、うどんも麺をちょっと食べただけで残してしまった。
アジア系のお姉さん、下げてくれるときにだいぶ残ってるのをみて、[schmeckt?](味は?)って聞いてきた。
[Gut](おいしいです)と答えたけど、お姉さん苦笑いで肩をすくめて行ってしまった。
ですよね~説得力ないですよね…ほんとすいません
でも本当においしくないわけではなかった。お腹空いてたら余裕で全部食べれただろうに…。
そんな感じで余計凹んでホテルへと戻った。
キーをドアに差し込んだら、また開かないし
これでもう三度目くらい。
一階の受付に戻って、もうすっかり流暢になった、
[Ich kann die tuer nicht auhumacen](ドアが開けられません)
を告げると、今日受付にいたのはお兄さん。
なんちゃらかんちゃらと話しかけてきた。
[Wie lange~~~?]
「え?」
もう疲れきった頭は完全に異国の言葉を拒否…
ヴィーランゲって?どのくらいってことだよね。どのくらい滞在するのかってことかいな。
お兄さん、私のボケた反応にもう一度繰り返してきた。
今度は
[~~~~~~~~~ab?]
最後がアプってことは、いつ出発するのかってことか?
「えっと~~~~、いつって…、」
ドイツ語でなんていうんだっけ?
お兄さん、口は笑ってるけど目が完全にいらだっております…
もうだめだ、ドイツ語が出てこない。頭がまわらん。
私、ノートを出して、「5月3日から5月8日まで」と思いっきり日本語で言いながら“5/3~5/8”と書いて差し出した。
そしたらお兄さん、ハハって笑ってくれて、[OK!]と言って鍵の処理してくれた。
ああ笑ってくれて良かった…。
部屋に戻ったらもうバタンキュー(死語)
多分私今すごく疲れてるんだな。
だから思考も後ろ向きなんだな。
今日は早めに寝て、残りの短い滞在を楽しむんだ。
というわけで、早く寝ましょう。
おまけ
今日姉とやったウィーン会。
作ったのはね、
姉大絶賛「うまいっっ!!!」って
メインは…、
ウィーンだともも肉みたいなんだけど、スーパーにもも肉の固まりなかった…。
仕方ないからとんかつ用ロースを買って叩いてみたんだけど、ウィーンで食べたシュニッツェルみたいに薄くならなかった…。
一応レシピ通り衣に生クリーム混ぜたり、表面にバター塗ってレモン汁たらしたんだけど、限りなくトンカツに近かったな…
そして飲み物は…、
フラウエンフーバーで飲んだ白ワインと炭酸水を1対1で割ったもの。
今日暑いからとってもおいしかった。
(ワイングラスがないのでシャンパングラスで代用の巻…)