一度ホテルに戻り、オペラの前に腹ごしらえ。
お昼のオーバーラーでのランチがまだ胃にもたれていたので、夕飯はスーパーBILLAで買ったサンドイッチとスープ。
サンドイッチ野菜たっぷりでおいしかった。ちょっと最後の方塩辛かったけど…
花柄のストールを巻いて、ちょっとお洒落していざオペラ座へ!
(オペラなのでパーカー脱いでいったら外寒いっっ)
演目は、モーツァルトの「ドンジョバンニ」。
はじめて入るオペラ座。
中はこんな感じ。
この緞帳の模様がいけてないと思うのは私だけでしょうか…。
日本人も何人かいた。
着物着てるご年配とか…。
日本人ってすぐ分かる。
お洒落して、ちょっとかしこまった感じで座ってる東洋人は日本人
ああ親近感…。
席に迷ったとき、ためらいもせずに「ちょっとすいません、こっち側って左であってます?」って近くにいた日本人に日本語できいちゃった
あ、そうそう、あと中に入るときの切符きりのお姉さんが超~~~~~美形だった
カチッとしたホテルのベルボーイみたいなパンツスタイルの制服で、ふわふわした短髪だから、最初は超美少年だと思ったの。
でもいやに若いな~、16歳位の少年?って思って近づいてったら声が女性だった
美少年だと思ったらボーイッシュな美少女だったわけ。
ほんっと美形だった
写真に残せなかったのが残念。
ってその話はおいといて…。
肝心のオペラはどうだったのかというと…。
前半。
撃沈…
だだだだってぇ~~~~~
眠いわ寒いわで…途中から字幕おっかけるのも億劫になっちゃって…。
歌手の皆様の美声をききながら否応なく睡魔が…。
カクン、カクンと船をこぎはじめたところでわっと拍手が沸き起こって慌てて飛び起きて一緒に拍手するっていうシーンが何度か…。
(ずーっと寝てたわけじゃない…)
休憩中気分転換にトイレいってからはだいぶ元気になったんだけどね。
覚えてる限りだと、ドンジョバンニ役の人はものすごーくドンジョバンニっていう感じでフェロモン撒き散らしてた。
いい声なんだ。ハリがあって艶があって。
あとドンナアンナの恋人役は唯一のテノールで、やっぱりテノールはいいね、爽やかな感じで。
女性ではマセット役の人が温かみのある声でよかったかな…(多分)
びっくりしたのが、オペラなのにキスシーンとか本当にキスしてるの。
ドンジョバンニが女性を誘惑するシーンでも普通に女性を押し倒してたりとか…。
いいのか?って思ったけど、後で先輩に聞いたところキスは普通らしい。
大人しい演出だと、次の日の新聞に「古臭い演出」とかかかれちゃうから、最近は結構過激な演出も多いそうだ。
でもあんまり過激だと、それを嫌ってお年寄りたちはいかなくなったりもするらしい。
何はともあれ次の日の新聞にオペラ評が出るってところがウィーンだよなぁ~って思った私…。
日本だったらせいぜい「音楽の友」にのるくらいじゃない?
フィナーレ。
ブラボー!!と拍手が沸き起こってた。
一緒に拍手しながら、周りを見回すと、当たり前だけど外国人ばっかり。
なんか本当に自分はウィーンで今オペラを見てるんだなぁってことをじんわり実感したり…
あと、ここで歌った信太郎くんは本当にすごいことを成し遂げたんだなって改めて思った。
聴きたかったなぁ、ここで信太郎くんの歌声…。
会場を出ると、ライトアップされたオペラ座の美しさ。
次ぎ来るときは、事前にこゆ~いエスプレッソを飲もう…
誰かが書いてた。「オペラは日本で言えば能みたいなもの」
まさしく…