今日はウィーン少年合唱団のコンサートに行ってきた。
19時から初台にある東京オペラシティー。
オペラシティーは東京近郊で一番好きなコンサートホールかも。
会場の後ろにパイプオルガンがある会場は、天井が高く、音の響きがとても良い。
ミューザ川崎のシンフォニーホールも好きだけど、オペラシティーは駅から直結だし、建物がどこもかしこもキレイでホテルのロビーみたいに高級感に溢れている。
さて、去年はスーパーソリストのシンタロウ君があまりにも突出していたために「シンタロウ・オン・ステージ」という感じだったけど(笑)、今年はどうでしょうか。
一曲めはカルミナ・ブラーナ。
シルクロードのDVDの曲だ~
この曲好き![]()
う~ん今年のコアはバランスが良いなぁ。
毎年アルトかソプラノか、どっちかが強く(あるいはどっちかが弱く)聴こえたりするのだけど、今年は良いバランス。
去年のようにずば抜けたソリストがいるわけではないけれど、品の良いまとまった響きをしている。
そしてカルミナ・ブラーナは強弱の付け方がとても良かった。
強くなるところ、とても迫力がある。
一部のクラシック曲は全て良かった。
ウィーン少は何を歌わせてもどこか上品なので、やっぱりクラシックとか、ミサ曲が合う。
バーンスタインの「主は私の羊飼い」で、今年のトップソリストルーカス君の本領発揮。
優しくて柔らかくて良い声
シンタロウ君の声はすごすぎてなんか圧倒されるという感じだったけど、ルーカス君のは目を閉じてしみじみ聴きたい感じ。
二部はポピュラーソング。
「イマジン」とか「レット・イット・ビー」とか「ウィーアーザワールド」とか。
一番良かったのは「サウンドオブミュージック」のメドレー!!
歌ってる子供たちも楽しそう。
映画の中ではマリアと子供たちが羊飼いの人形劇みたいのやるところでうたう歌。
「ヨウレーイー♪」っていうやつ。
地声と裏声を極自然に行ったり来たり。うまいなぁ![]()
しかも最後の一人ひとりソロで「ヨウレーイー♪」ってやるところでは地味に両手を広げたりっていうポーズをとっていて、会場から笑いが起きていた。
ウィーン少のいつもどこか弾けきれない恥じらいが好きだ(笑)
最も一昨年のヒビキ君がいたコアの来日組は、先生が弾けキャラだったので子供たちも比較的のびのびダンスしていたけれど…。
最後は日本とオーストリアの曲。
日本の歌は「さくら」と「小さい秋みつけた」。
季節はずれだけど(笑)「小さい秋みつけた」はあの哀愁漂うメロディーが私は結構好きだったりする。
歌詞も「うつろな目の色 溶かしたミルク」とか、一体どういう状況を歌ってるのか分からないけど…。
ウィーン少、見事に「ちいざいあ~き~」になっていた(笑)
ヨハンシュトラウスの「浮気心」はいまいちだったかな…。
シュトラウスのワルツは毎年必ず歌われる曲。
子供たちも歌いなれてるのか、他の曲と違って一気にリラックスして元気いっぱい歌うのがこれまでの常だったような気がするけど、今年のコアは少し元気がなかった。
でもいつかの来日組のようにソプラノがほとんど叫んでるような歌い方(笑)よりは、今年のコアのように少しパンチにかけても美しいハーモニーを聴かせてくれる方が余程いいけど![]()
今年は先生のピアノも安定してたし(去年の先生ミスタッチ多すぎた
)、ここ数年では一番シンプルな構成で、ウィーン少らしい響きの美しさを堪能できた。
来年の来日も決定したそうで…。来年はどんな歌声を聴かせてくれるのか、今から楽しみだ。
余談だけど…日本の合唱だと目をひんむいて口もこれでもかと大きく開けて歌ってるのをよく観るが、ウィーン少は誰もそんな表情をしていない。
合唱法の違いか…興味深い。
さて、明日は地元の友達が泊まりにくるので、一日東京観光だ
この余韻に浸ってシルクロードのDVDでも観たいところだけど…お風呂入って早めに寝よ。