小沢くんのライブに行ってきた。18時半から中野サンプラザ。席は2階5列目。天気は雨。(←スーパー雨女)
あ~夢のようだった…あれほど時計を一度もみなかったコンサートは初めてかもしれない。
月曜日から夜更かしはきついんだけど、一晩経つと忘れちゃいそうだから、感想書きなぐり。
(これから観にいく方は読まない方がいいかも…備忘録なので朗読の内容も覚えてる限り書きます)
始まる前、会場には民族音楽みたいのが流れていた。
開演予定の18時半を過ぎて、音楽が止むと、会場が静まり返った。
いよいよ始まる…という期待感に溢れた沈黙の中、またもや流れ出す民族音楽。
みんなおーい…って感じで、緊張が解けて会場が笑いに包まれた![]()
民族音楽がどんどん大きくなり、止んで、会場が一気に暗くなる。
暗闇の中、「とーきょー!!」の声が。
うわぁっと盛り上がる会場。大拍手。すっごいこの会場の一体感^^;
小沢君だ小沢君だ小沢君だ…![]()
一曲めは真っ暗闇の中の流れ星ビバップ。
会場の天井には星にみたてたわずかな灯りが燈っているだけ。
小沢君…声は聴こえど姿はみえず(笑)
流れ星ビバップが終わり、突然MC…というか朗読。姿は見えないまま、声だけが聴こえる。
「2003年何月何日、ニューヨークで大停電が起こった」みたいな始まりだった。
大停電の夜、人々はろうそくのもと、唯一生きてるラジオで音楽を聴いた。
門構えに音と書いて闇と読む。
暗闇の中皆で聴いた音楽は絶対に忘れない。
あ~理屈っぽいインテリジェンスなしゃべり方変わってないわ…^^;
そして暗闇のまま「ぼくらが旅に出る理由」に。
まさかこのままニューヨークの停電の夜をコンセプトに暗闇のまま行くわけじゃないっすよね・・・??
と内心思ったけど、隣の女の人が二回目なのか、「そろそろ点くよ」と言っててほっとした。
一番のサビの部分でぱっと点灯。
小沢く~~~~~~~~ん![]()
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待ってたよー!!!もう~もったいぶって!!!
ちょっと生え際が後退していたけれど
相変わらず少年のような細いからだ、清潔感のあるたたずまいはそのまんま!!
ピンクのひふみよTシャツ着てる
可愛い![]()
曲が終わったらまた朗読。
「ひふみよ」っていう数の数え方について。
昔の日本人は数をひーふーみーよーいつむーななやーと数えていた。
「み」と「む」は同じマ行。「よ」と「や」は同じヤ行。
3と6は関係が深い。3人家族は6個入りのものを買うけれど、8個入りのものは買わない。
同じく4と8は関係が深い。4人家族は8個入りのものを買うけど6個入りのものは買わない。
昔の人はこのように、数の関係性を本能でわかっていた。
もし数学がそのままひーふーみーよーっていう数え方で発展していたら、どうなっていたのだろうか。
そんなことを想像する。想像は自由だ。心はどこにでも自由に飛んでいける。
みたいな内容だった。
そんでもって「天使たちのシーン」きたー!!
オザケンファンの間では神曲と名高い天使たちのシーン(笑)
だいぶ歌詞とメロディーが変わっていた。
「神様を信じる強さを勇気を僕に 生きることを諦めてしまわぬように」のところでスポットライトが小沢くんにあたった。きっと小沢くんにとっても大事な歌詞なんだろうな。
次が新曲、「イチゴが染まる」
イチゴを育てて君が見に来て涙が出てみたいな歌詞だった。(←超適当)
なんか日本語がぴったりぴったり当てはまってる印象があった。
次はローラースケートパークからそのまま東京恋愛専科。
ばーばーばーばらばっばばばっばらばー。でみんなで両手を右左にふって楽しかった。
そんでまたローラースケートパークに戻った。
で、次ぎラブリー!!ラブリーきたー!!
と全員総立ちになったのに、前奏だけ演奏して、「この曲は一時間後にやります」って。がくっ![]()
一時間後に歌うとき、歌いたい歌詞があるので練習しますっていってみんなで練習。
「ライフ イズ カミンバック 僕らをまつ~」を「感じたかった僕らをまつ~」
ラブリーラブリーウェイのあとの「キャンツシーザウェイイッツア!」を「完成された絵に似た!」に。
小沢君が説明してくれてるときみんな最初キョトンで、「わかんないよね」って照れくさそうにいってる小沢君。
そのハニカミっぷりが変わってない!!
そんでまた朗読。
ニューヨークにいるお金持ちのお友達の話。
その友達はスニーカーは2回履いたら捨てる。
飛行機は絶対ファーストクラスで、エコノミーで行ってる人は窮屈な思いして何時間も閉じ込められてかわいそうと思っている。
でも、エコノミーに乗ってる人は、ファーストクラスなんて飛行機にのるだけで一回に百万もかけるなんてバカじゃない?どうせ着く場所は同じなんだしって思うかもしれない。
自分が発展途上国でとった写真を見せると、日本の人やアメリカの人はみんな同じような反応をする。
穴の空いた靴を履いてかわいそう。
でもそれは、ファーストクラスの人がビジネスクラスに乗る人に対して感じるのと同じようなことかもしれない。(つまりかわいそうと思われてる方は自分をかわいそうとおもってないってこと)
むしろ、そういう街の方が人々は楽しんでいるかもしれない。
どこにいても音楽は爆音でかかっている。(←ここ別の部分のMCだったかも…曖昧
)
どこにいても大衆音楽はある。
この街で愛される大衆音楽の一部であることを嬉しく思う。
でまた演奏が始まり、「カローラⅡにのって」。
このとき会場から笑いが漏れた。
なんか、発展途上国がどうのっていう話をした後に思いっきり車のCMソングを歌ったギャップが面白かったようなそんな感じだった。
でもなんか、なんだろ。
何年か前、小沢君がエコ活動みたいなことをしてるみたいな噂があった。
それを小沢君はひふみよではっきりと否定していたけれど、うさぎ!や、「おばさんと語る~」のワークショップでは、まるで文明を否定しているかのようだったと書いてる人があちこちでいた。
なんでも車をやめてロバにしろとかなんとか言ってたとか…。
真偽のほどはどうだか分からないけれど、もしそれが本当だったら、かつて文明の最先端をいってたような自分の過去まで否定してるのかと、悲しくなったことを覚えている。
小沢君が過去を否定してるなら、小沢君のかつての音楽を聴いて感動してる私の心はどこへいってしまうのだろうと。
でも、今回のMCと、カローラⅡを抱き合わせで歌ったことで、嬉しかった。
それは小沢君がエコ活動をしてるとかしてないとか、文明を否定してるとかしてないとかではなく、多分幸せは人それぞれって思ってるんだろうなってわかったから。
カローラⅡのバックで流れた映像が東南アジアかどこかの三輪自動車みたいな感じだったから尚更思った。
私たちにとっては舗装された道路の上を最新の車で走ることが当たり前に幸せだと思ってるかもしれない。
でもがたがたの道路の上をボロ自動車で行くことだって、その人たちにとっては同じように幸せだってこと。
その後はメドレーみたいな感じだった。
痛快ウキウキ→天気読み→戦場のボーイズライフ→強い気持ち強い愛。
戦場、強い気持ち強い愛は大好きな曲だったので嬉しかった![]()
この愛はメッセージ!祈り!光!続きをもっと聞かして!!
次ぎ、「次の曲はみなさんにも歌ってもらう部分があります」っていって、ミラーボールが降りてきて始まったのは、
「ブギーバック」![]()
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スチャダラパートは全部私たち。
「よくないこれ?これよくない?よくなくなくなくなくせいいぇーい!!」ってみんなで盛り上がった。
ブギーバック、このだらだらいつまでも続くような感じがたまらなく好き。
そしてまた朗読。
どんな内容だったっけ…。
そうだ、日本では安全が重視されてるってこと。
どこもかしこも安全で溢れている。
ただでさえ安全なこの国を、完璧に安全にしなくては気がすまないらしい。
しかし、そんな安全を求める人たちが、自転車に乗ると人が変わる。
急に「いいじゃん別に死んでも」というアジアの精神が目覚めるのか、びゅんびゅんとばしていく。
そういうのは仏教やヒンズー教に近い気がする。
キリスト教やユダヤ教は死を恐れる。
そして欧米にある、人間が支配者という概念は、アジアでは薄い気がする。(←これ私も前から思ってた!!から嬉しかった)
欧米では、人間が生態系のトップで、他の動物や生物は支配の対象。でもアジアでは共存の精神がある。
日本にもそういうアジアの精神が息づいている。
みたいな話だった。
で、夢が夢なら![]()
あ~大好きこの曲!!!!!
なのに…私の大好きな「ああ君がいたころのことを思わない 僕は一人で生きることを学ぶさと思いながら」の歌詞間違って「ああ夢が夢ならそれでも構わない~」ってそのまま歌ってた…。ううう頼むよ小沢く~ん![]()
わざとか??
なんの曲だか忘れたけど、そういえば歌詞がとんでうにゃうにゃ勢いでごまかして歌ってるのがあって可愛かった(笑)
次が唯一エレクティックから、「麝香」
うーん…。なんか「犬」「ライフ」「球体」「エレクティック」って毎回あまりにも毛色が違うから、まるで違う人が書いてるかのように思えてたけど、こうして同じ場所で同じときに歌うと、 やっぱり全部小沢君の歌で、結局全て一貫してる気がするから不思議…。
明るい昼の世界だろうが、妖しい夜の世界だろうが、2人で東京をデートしてようが、一人で旅に出てようが、本質は何も変わらないような。
そういえば今回「球体」から一曲もなかったな。「夢が夢なら」は結構球体に近い気もするけど…。
で、またMC。
このときだったかな。
小沢君が「…ども。お久しぶりです」って超~照れ照れしながら言ったの![]()
あなたこそ真正のツンデレだよ(笑)
髪を書き上げる仕草もギターを弾くとき方を揺らす仕草も全く変わってないのね![]()
このときのMCは笑いについて。ハリウッドのお笑いが大味なのは全世界をターゲットにしてるから、一部にしかウケない微妙な笑いで作るわけにはいかないのだ。みたいな話だった。
で、新曲のシッカショ節だった。
超~民謡。でもなんかかっこよかった。
小沢君声太くなったよなぁ。小沢君比で(笑)ちょっとうまくなってる^^;
昔は全くなかったビブラートもちょっとかかってるときあったし、13年間ふらふらしてる(失礼)だけで勝手にうまくなるものなのかしら。
それともボイトレでも受けてたのかな。
さよならなんか云えないよの曲にのせてメンバー紹介。
後ろの映像で、バンドメンバーと小沢君がスタジオで再会したときの様子が流される。
ぎゅって抱き合って(小沢君細いっ)、みんなで笑いあってて、あの映像欲しい…。
自分のこと「小沢ー」っていってギターソロしてた。
トリとかじゃなくて、めちゃめちゃメンバーの途中で自分紹介してたのが小沢君らしい。
紹介がおわって、ちゃんとさよならなんて云えないよ。
みんなでわっかつくって「おっけーよ!!!」ってやった![]()
次がドアノック。真城さんに合わせて、ドアノックダンスデビューしました![]()
何これ超たのしい~![]()
次ぎ私のだーいすきな「ある光」
「この線路を降りたら虹をかけるような誰かが僕を待つのか 今そんなことばかり考えてる なぐさめてしまわずに」とサビを2回繰り返して…
ええ~終わりぃぃぃぃ~![]()
うう…フルコーラスとまでいわなくてもせめて一番だけでも歌って欲しかった…![]()
次ぎ、新曲の「時間軸を曲げて」
「ありがとうという言葉にのせて失われたものを~」みたいな歌詞だった。
歌詞ちゃんと知りたい…。
でも美しい曲だったな…CDでないのかな。
そんで一時間経ちましたよ。「ラブリー」![]()
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みんな総立ち!ひとりで来てるっぽい前の席のサラリーマンも(笑)
さっきの練習の成果を出してみんなで踊りながら歌いました。
そしてまた流れ星ビバップ。
流れ星ではじまって流れ星で終わるって「刹那」と同じ…。
途中からみんなに歌わせたまま、メンバー退場。
拍手なりやまず、そのままアンコール。
いちょう並木で、ライフのCDと同じく「夜中に甘いキスをして~」のところで会場から「ひゅ~」って歓声がとんだのに感動…。
ラスト、小沢君が「もう一つの感じたかった僕らの曲!」っていって、「愛し愛されて生きるのさ」
まさか台詞はやってくれないよね…って思ったらやってくれた(笑)しかも2回!
「家族や友人たちと、並木道を歩くように…」って。
全部終わって、挨拶。
小沢君、前から見ると「ちと生え際が…
」なんだけど、横からみると全然かわってない!!!
さらさらの髪も、あのつぶらな瞳できょろきょろメンバーを見たりするところも、はにかんだ笑顔も…。
ってか本当に42歳ですか…?
もんのすごい可愛いんですけど…![]()
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今回めちゃめちゃツボだったのが、後ろ姿。小沢くん!!って感じ。
ひょろひょろに細くて、少年みたいな後姿。
ギターを取り替えたり、メンバーに合図するのに後ろを向くたびにオペラグラスでガン見してた私(笑)
メンバーに一言ずつ感想言わせたりふったりしてて、最後、小沢君の締めになったとき、また前髪をかきあげて、ちょっと感極まった感じになってた。
で、マイクをとって話すとき涙声だった。
泣いてる…あの(強調)小沢君が…。
「本当はこれいうと泣くって思ったから言わないでおこうと思ってたんですけど、岡崎京子さんがきてます」って。
姿はみえなかったけど、舞台の上手の袖にむかって、メンバー全員で拍手してた。
そして本当に終わり。小沢君最後まで手を振って、おじぎして、消えていった。
あ~…感無量…。
今は余韻に浸っていて、感想とかもあんまりまとまらないので、また後日書くかもしれないけど、今日はとりあえずここまで。
0時まわっちまった…
お風呂お風呂…。