昨日2000年来日組のトップソリスト、アレックス・バルニー君のことを書いたが、ある人が現在のアレックス君の歌声が聴けるサイトを教えてくださった。
http://www.alexbirnie.com/mediagallery/
お、大人になっちょる…![]()
でも変声後もいい声![]()
ジャズやポップスより、ミュージカルの歌が一番合ってる。
気持ちいいビブラード![]()
退団後、音楽の道には進まずに普通の生活に戻る団員も多いが、アレックス君はきっと音楽の道に進むだろうと思っていた。
恐らく去年来日したモーツァルトコアのトップソリストのシンタロウ君も。
いまや世界各国から才能ある少年たちを集めているウィーン少だが、その中でもトップソリストになる少年は僅か、そしてトップソリストの中でも何年も語り継がれるほどのソリストとなるとさらに限られる。
アレックス君もシンタロウ君も、他の少年たちとは一線を画した、天からの授かりものの声をしていた。
それだけではなく、アレックス君はいつも顔を真っ赤にして精一杯歌っていたし、シンタロウ君は他の少年たちが緊張してるときでも、一人だけ楽しそうにリズムをとって歌っていた。
音楽との深い結びつきを感じさせるその姿を見たときに、きっとこの子は一生音楽と共に生きていくんだろうなぁと思ったのだ。
シンタロウ君は今年退団だそうだけど…どうするんだろう。
一昨年来日した日本人ソリストのヒビキ君も。(四つのコアのうち二つで日本人がトップソリストって…すごい時代だ…)
自然と芸術の多いのんびりしたウィーンで世界各国の少年たちと宮殿で暮らしながら勉強していた2人が、日本に帰ってきて日本の高校に進学したら相当なギャップを感じるだろうな![]()
ウィーンでの生活はまるで夢のように感じるのではないだろうか。
というわけで今夜は…去年ウィーン少のコンサートで買った「シルクロード」を観ている。
日本での発売前に買ったので、日本語字幕が無いのが難点だけど…結構いいドキュメンタリーだった。
勿論仕込みなんだろうけど…。
ソリストの子と、ソリストじゃない子が将来について話してるシーンで、ソリストの子がそうじゃない子に「君は歌手になりたいんだろう?」って聞くと、そうじゃない子が寂しそうに笑って「でも君の方が良い歌手になるよ」って答えるシーンなど…。
う~ん和気あいあいとしてるけど、歌に関してはやっぱり彼らはプロ意識があるんだなと、厳しい才能の差というものを感じる。
アレックス君のときももう一人ソリストがいたけれど、やっぱり聴いてるとその声の伸び、音域の広さの違いは歴然だった。
去年はごめんだけどシンタロウ君以外の声は全く印象に残っていなかったり…。
でも勿論ソリストだけで合唱団が成り立っているわけではなく、そしてウィーン少はどんなに飛びぬけたソリストがいても決して歌以外に関しては特別扱いしないところも気に入っている。
自分が特別だと感じてる子供の歌など全く聴きたくない。(テレビで、自分が可愛いと自覚している幼いジャニーズジュニアが媚を含んだ笑顔を振りまいているのを観ると…もし自分の子供だったら相当寒気がすると思う…)
しかししかし…アレックス君もシンタロウ君もヒビキ君も素晴らしい声なんだけど…久しぶりに生粋のウィーンっ子の飛びぬけたソリストにも会いたいものだ。
寝る前にアレックス君のアベマリア聴こ
シンタロウ君のCDも出して~!