一夜あけて…。


ネット上ではクワド論争が巻き起こっている。


もしこれでプルが1位、ライサが2位、大ちゃんが3位だったら恐らく起こらなかったであろう論争だったので、プルの思惑だけは成功したというべきか…。


まずはカナダのエルビスストイコと、アメリカのサーシャコーエンが今回の採点への不信を述べてるこの動画↓

http://ca.sports.yahoo.com/video/player/woly/Figure_Skating/18224543#woly/Figure_Skating/18224543


私の拙い聞き取り能力だけど、ストイコが冒頭で「とてもショックを受けている。プルシェンコが1位、タカハシが2位、ライサが3位だと思った」と述べている。


あとは画像とあわせておおまかだけど、ジョニーももっと上でも良かったとか…。

(追記:と思ってたら訳を見つけました。)


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エルビス: 私の反応は“ショック”。総合でライサチェクは3位、プロシェンコが1位、ダイスケが2位だと思った。私はまだショックをうけたままの状態だ。

サーシャ: ジャッジがどんなふうにプログラムを採点したのか興味深い。ジョニー・ウィアがクリーンに滑ったのにパトリック・チャンより下。ダイスケはあれほど素晴らしいプログラムを演じたのにフリーでは第5位。そして期待していた4回転の場面が来て、プルシェンコが4回転、トリプルアクセル-トリプルトーを成功させたとき、誰もがプルシェンコが難なく優勝すると思ったはず。エバンはやや慎重な滑りをして4回転はやらなかったが、結局優勝した。これには驚いた人も多かったと思う。

エルビス: プルシェンコがプログラムを終えたとき、彼は絶対金メダルだと思った。リンクのエネルギーを感じていた人はそう思ったはずだ。ライサチェクは演技終わり頃にはエネルギーに欠けていた。会場ではなくテレビで見ると、彼のジャンプはスローだった。2度のトリプルアクセルに入る前はどちらもまるで這うようだった。ジャンプもダイスケが後半に飛んだジャンプのスケールは比べものならないものだった。スケールに欠けるジャンプだった。

サーシャ: プルシェンコの演技を見た私もあなたも、気合いの入った演技だったと感じたはず。避けた部分もあったが、4回転をやった。4回転‐3回転、トリプルアクセルをやった。そしてこの試合に向けて調子を整えてきたことを考えると、私だけではなく誰もが、プルシェンコはこの大会で優勝するのに必要なことをやったと感じたと思う。


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優勝したライサはアメリカ人。フィギュア界では長いこと北米VSロシアの対立図がある。

にも関わらず、北米の元選手がここまで述べるというのが最早異常な状況ということだ。


ついでにストイコの書いた記事「フィギュアスケートが殺された夜」

http://sports.yahoo.com/olympics/vancouver/figure_skating/news?slug=es-thoughts021810&prov=yhoo&type=lgns


これまた拙い読解力だけど、訳してみた。

(一部amiさんが訳してくださいました。ありがとうございます。※コメント欄参照)


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「ライサごめん。君は偉大なスケーターだ。だけどオリンピックチャンピオンの資質ではない。

木曜日の夜の男子シングルで、ライサはゆっくりと滑り、彼のジャンプの技術的な能力はプルシェンコに及びもしていなかった。


四回転に挑戦もしない者がどうやってオリンピックチャンピオンになれる?
クワドを回避するんだったら、他のトリプルアクセルも回避して他のなんかを追加したら国際スケート連盟がそれを"芸術点"に追加できた。


プルシェンコは素晴らしいパフォーマンスをした。

彼のフットワークは素晴らしく、彼のスピンはライサほどは良くなかったかもしれないが、たいした違いではない。

それに彼は4回転-3回転を跳んだが、それは他の誰も試みなかった。そして彼は二つのトリプルアクセルを跳んだ。


しかしジャッジの評価はばかげていた。


このスポーツは後退している。1988年に、ブライアンボイタノが技術的には(ライサと)同じプログラムを行った。今では同じプログラムを滑れるジュニアの選手たちがいる。


このジャッジの評価はフィギュアスケートを殺すだろう。なぜなら子供たちはいうだろう。

“クワドなんて必要ないよ。僕は演技構成点のための素晴らしいフットワークと数種類のスピンができる。それでオリンピックチャンピオンになれるから”(←おや?こんなこと言った選手が既にいましたね…笑


この採点方法ではリスクを冒す必要がない。安全策で金が獲れるだろう。

他のどのスポーツが勝つために後退しているというのか?


ISUはスケートからリスクを取り除き、それは私を憂鬱にさせた。


もしプルがいくつかミスをしたのなら、ライサは金に値する。

しかしリスクを演技から除いたならば、私には腑におちない。


これは個人的なことではない。私はライサが好きだ。

しかし演技を比較し、このような結果になるならば、スケートは後退している。

私はこのスポーツを愛しているので、このように言うことはとてもつらい。

しかしジャッジはライサに金を与えることによってスケートを貶めた。


私はこれみよがしに言いたいわけではない。なぜならそれは選手の責任ではない。採点方法だ。

フィギュア界は、誰かを勝たせ、誰かを負けさせたがっている。

演技構成点をジャンプの点より高くすれば、だれでも勝たせられる。

それがパシフィックコロシアムで木曜日の夜に起こったことの真実だ。


どうしたらこれを正常な状態に戻せるのか?私には分からない。考えすらしない。

なぜならISUの人は自分たちが何をしているのか、明白に分かっているように見える。(←つまり意図的にやってるってことですね


木曜日の結果に私は凹んだ。(段々訳が適当に…笑)


男子フリーについてもう私が思ったことをもう少し。


・タカハシダイスケ 彼は素晴らしい。彼はクワドに挑戦するガッツがあり、挑戦した。その面では彼はライサより上になるべきだった。


・ジョニーも良かった。彼は6位ではなく、5位のチャンより上にいるべきだ。スピードは無かったが全てを完璧にこなした。彼にとっては悪い結果だった。私は彼のファンではないが、今夜の彼の演技はチャン以上のものに値した。


・コヅカタカヒコ 彼は僕の大好きなスケーター(おおっラブラブ)だが、彼は彼に値する点を与えられなかった。彼は最高のスピン、競技者の中で一番のエッジワークとほとんど完璧といえる4回転とたくさんの3回転と、すばらしい演技をした。


このような結果ではフィギュアスケートは尊敬を得られないだろう。

このシステムが望んでいるのは、より多い羽毛、頭を振ること、そしてステップシークエンスとやらを歩くスピードですることだ。


私は真のスポーツである、技術の発達が許されているホッケーを観にいこう」(←ストイコ兄さんの皮肉。笑)


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素人の意見に対しては、ジャッジは「チャンの方がつなぎが優れていた」だと「エッジ使いが上だった」だのと最もらしく煙にまくことができるだろう。


しかし実際元スケーターで、オリンピックのメダリストであるストイコが小塚君のエッジを最も優れていたと褒め、スピンも素晴らしかったといっているのだ。

なぜ四回転一度成功、トリプルアクセル二度のうち一度転倒の小塚君が、四回転なし、トリプルアクセル二度のうち一度転倒のチャンに負けるわけ?


そしてストイコの疑惑を裏付けるかのようなこのニュース。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100219-00000018-yom-spo


一通のメールが男子勢力図に影響?


「プルシェンコは1月の欧州選手権で圧勝、今大会では大本命と見られていたが、1通の電子メールが、勢力図に影響を与えたという見方が出ている。

 仏レキップ紙によると、2月上旬、影響力のある米国の国際審判員が、約60人の審判仲間に次のような手紙を送ったという。

 「彼(プルシェンコ)が『自分にはトランジション(要素のつなぎ)が全くない』と言う時、それをどうやって得点に反映すればいいのか?」

 要素のつなぎとは、主に芸術面を構成する「プログラム構成点」の一つ。10点満点で、一流選手は8点以上をマークする。

 プルシェンコは欧州選手権後、「自分はジャンプに力を入れているから、トランジションがない」と発言した。米国の審判は、この発言を利用して、プルシェンコのトランジションの得点を下げようと狙ったとされ、ロシア勢に比べて、北米勢の弱点とされるジャンプの弱さを埋め合わせる狙いもあったという。

 16日のSP。プルシェンコの「要素のつなぎ」は、6・80に抑えられた。プログラム構成点のほかの4要素は7・85~8・65点だったから、突出して低い数字だった。記者会見でプルシェンコは、「とてもハッピーだ。信じてくれ」と言って笑わせたが、プルシェンコにもほんの少しだけ死角が見えたといえそうだ。

 SPに続き、フリーでも、4回転―3回転の連続ジャンプを組み入れるプルシェンコは、「4回転ジャンプはフィギュアスケート界の将来を左右する。(跳ばないとしたら)我々の進歩は止まる」と挑発した。」



これって…前に出てた「ジャッジは誰かを勝たせようと思えば勝たせることができる」と発言したプルに対して、「みんな正当なジャッジをするように」と米国審判がメールでよびかけたっていうニュースの真相?


どっちが本当なのか分からないけれど…もしこっちが真相だったらあきれ果てる。

確かに技のつなぎがいきなり五輪で下がったのにはびっくりしたけど…。


ロシアではマスコミがプルの点数が不当だと議論が起きてるとかなんとか。

いーぞいーぞもっとやれー!ジャッジがびびって女子ではやりたい放題少し納まるとありがたい。


ところでそんな論争を巻き起こしてるプル様の公式HPのトップですが…。

http://evgeni-plushenko.com/


 ソルトレイク   …シルバー

 トリノ       …ゴールド

 バンクーバー  …プラチナ


になっておりますが…ガクリ


爆笑!!プルさん、誰にもあなたには勝てないよにひひ


バンクーバー、プラチナメダリスト(笑)おめでとう!!!

EXでは、ユーロで2位になったときジュベさんの息の根をとめたように(笑)誰が本当の王者なのか存分に見せびらかしてくださいませ。


SEXBOMBは…さすがにやらないか…^^;