男子フィギュアが終わった。
こんなに凹んだのは久しぶり…。
プル…
気を取り直して感想を…。(ため息)
まずこずこず。
初のクワド成功おめでとう!!
まさか五輪で決めるとは…(笑)
今日もシャープで本当に清々しいスケーティングだった。
今までショートもフリーもギターってなんで?と思っていたけれど、五輪では両方とっても素敵だなと思った。
ソチでは大本命になるだろう。入賞おめでとう!佐藤コーチの伝道入りにも華を添えられて良かったね
チャン。
アイスダンス男子シングル部門があればぶっちぎりの1位。
氷に吸い付くようなスケーティングはさすが。ステップの密度も濃い。ただ、ランビや大ちゃんと違ってその曲の世界観を演じるというところまではまだ達していない。
あとジャンプの細かい取りこぼし。なぜあれで160点台が出るのか…。あれでフリーの点大ちゃんより上?
アホくさ…
織田君。
四回転やはり回避してきた。
モロゾフの指示かと思いきや、「入れるほどの実力に達してない。」と自分で回避を決めたとか。見極めることも大事。公式では決まらなかったと言ってたし、賢明な判断だったと思う。
靴紐は非常に残念だったけど、そのアクシデントの前から気持ちを全く演技にこめられていないように見えた。
気持ちがのってるときは本当にかわいらしくてコミカルなチャップリンなのに、顔が強張ってアピールもぎこちなかった。
演技前から靴紐が切れていたそうなので、それが気になっていたのか、前のライサの点数に圧倒されたのか…。
まだ若いのだから、次に向けて頑張って欲しい。
ライサ。
金メダルの器じゃないとか暴言吐いてごめんね。(撤回する気はないけど)
勿論個人的には嫌いじゃない。スポーツマンシップに溢れた人間的にも素晴らしい選手だ。
(ファイナルのEXで一人だけコンビネーションを見せてくれたときは惚れた)
何よりあの長身はジャンプするにもスピンをするにも不利なはずなのに、人一倍努力してきたはず。
今日はジャンプの成功だけじゃなく、ステップもスピンも神経の行き届いたとても丁寧な演技だった。
でも…ツマンネ
ノーミスだし完成度は高いけど…インパクトがない。
多分見返すことはないと思う。世選やファイナルならともかく、オリンピック金メダリストの演技としては…うーん…。納得イカネ
ジョニー。
ほぼノーミス。
ジョニーのジャンプは上位で唯一の逆回転なので、見ててもジャンプの種類がいまいち見分けられない(笑)
PCSの低さには相変わらず納得いかず~だけど、ステップの密度とかが低いのかな?素人なのでよくわからないけど、見ごたえという点では大ちゃんにはやっぱり劣ったかもしれない。
けど全体的な出来は確実にチャンよりゃ上だろ。(←まだ言う。笑)
観客もブーイング。それに対して「落ち着いて」という仕草のジョニー。素敵よ
ショートのあとの「僕はメダリストとして考えられてなかったから、ただお客さんを楽しませようと思ってやった」という発言もそうだけど、評価に対してはなんか吹っ切れたのだろうか?
ランビ。
今日もジャンプ以外は素晴らしい出来だった。
でも地元じゃないせいか、ユーロに比べるとステップのときの観客の盛り上がりがいまいちだったような?
相変わらずバレエダンサーのように美しかったけれど、会場の固い雰囲気を変えるところまではいかなかった気がする。
しかし本当に気品があって優雅な選手だ。ジャンプが惜しいが…ジャンプなくてもランビならいい
大ちゃん。
いや~素晴らしかった!!!!
大ちゃんの演技、何度巻き戻して見直したことか…(5回位…)
四回転は転んだけど、その後ちょっとやっちゃったという風に微笑んで、それからずっと柔らかな表情だったので、逆に肩の力抜けたのかな?
あの途中のサーキュラーステップ、綱渡りやボールをもてあそぶようなマイムの部分。
まるで映画の背景が目に浮かぶようで、観ながらこちらまで微笑んでしまう。
温かみがあって楽しくて…一番心をこめて曲の世界観を演じていたのは大ちゃんだったのでは。
銅メダルおめでとう!!!ロロの長野五輪のダルタニアンみたく、語り継がれる名プログラムだと思う。
そして最後、プル。
最高にかっこよかった
プルファンだから贔屓目で見てると思われようがなんだろうが(その通りですが何か)、やっぱり王者はプル
ネットで速報見てたときは、ジャンプが乱雑だのステップとかのキレがいまいちとか言われてたのでどれだけ精彩を欠いた演技かと思いきや…。
かっこいいじゃないかぁ
やっぱり男子の華は四回転。コンボに向けて助走のスピードが増してって(カメラがプルに焦点をあわせてると周りの景色が速く流れていくのがかっこよくて好き)がっと飛び上がって豪快に高速回転するところなど「うきゃーっっっ!!」って盛り上がる。
雑だといわれてたジャンプも、アクセルにしろルッツにしろむしろ「なぜその軸で降りれるっ」って観てて超興奮したんだけど(笑)
私がジャッジだったら「その軸で降りれるのアンタだけ!」ってむしろGOE加点しちゃう
ステップの前のいつもの「コマネチコマネチ!!」が無かったから五輪ではさすがにやらないのかと思いきやステップの合間に入れてくるし(どうしてもやりたいのね…笑)、顔芸もパワーアップしてノリノリ
観る前は「ああ…プルが…」って凹んだ気持ちだったのに、演技中ついつい何度か吹き出してしまった位楽しかった
完全アウェイなはずのバンクーバーで、一番お客さんが湧いたのもプルの演技だったと思う。(恒例の腰ふりふりのところで大喜びの観客…笑)
これで銀?プルが金メダルでしょ!!プルと大ちゃんの演技が良かった。
プルも大ちゃんのことは前からコメントの端々で認めてるようだったけれど、表彰台でのこの握手↓
プルの問題提起に応えて、メダルが狙える位置にありながらも果敢にクワドに挑戦した大ちゃんを称えているよう。
大ちゃんとこずこずの挑戦は、プルが警鐘をならしているフィギュア界の技術停滞への暁光だった。
日本人選手みんな、本当に爽やかで人格者で大好きだ。
おまけに1位を踏み越えていくプル(笑)自由だな…^^;
しかし、終了後も飄々として見えたプルだけど、このニュースを読んでやっぱり相当ムカついてたんだなと思い…私も凹み&怒り再来。
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2010021900896
勝者ライサチェク、健闘の高橋がいる記者会見場に、しばし遅れてトリノ五輪の王者が加わった。プルシェンコは「勝利を確信していた。エバン(ライサチェク)が僕よりも、そのメダルを必要としていたということだろう。独り占めはできないから」と皮肉を込めた。
直接的なジャッジ批判はしない。だが、採点に対する不信感はありあり。引き揚げてきた通路では「昔の採点基準なら勝っていた。今のフィギュア界が何を求めているのか、この結果で明白になった。もはや4回転ジャンプに価値はない」-。
(中略)
前回王者は「結果は受け入れる。五輪で(通算)銀2個、金1個なら悪くない。振り返らず前に進む」。その一方で「これが最後になるだろう。分からないが…」と競技者としてはリンクを去る気持ちもある。会見の途中で「もう帰っていいか」と真っ先に席を立った。後味の悪さとしらけた空気の中で、ライサチェクと高橋が座り続けた。(バンクーバー時事)
プル…。とうとうフィギュアを見限ったかな…。
「四回転ジャンプに価値は無い」
プルが底上げしてきた技術。
長年フィギュアの進歩に貢献して、文字通り男子フィギュアの革新的な歴史を作り上げてきたプルにここまで言わせるとは…。
プル、ソチまで行くって言ってたけど…採点方法が変わらない限り続行はないかもしれない。ただでさえ満身創痍なのだ。
今のフィギュアに身体を削ってまで貢献する意味がどこにあるだろう。
でも…ワガママだけどもっと観たいよ。プルがいなかったら本当にフィギュアの未来はない。
ヤナ(奥さん)、なんとかして~
もういっそのこと、男子シングル「スポーツ部門(制約なし)」と「アイスダンス部門(ジャンプは上限三回転まで)」に分けません?
次は女子。
今回のチャンへのアゲっぷりを観て、最早オリンピックだろうとジャッジの良識は期待できないことを確信。
真央ちゃんみきちゃんあっこちゃん。
大ちゃんみたく、記憶に残る演技をしてくれれば、ファンは充分満足。
がんばれ!!