昨日買った写真集



ティアドロップス☆☆
「この星のはたらきもの」三井昌志


本当はプリンスエドワード島の写真集を探しにいったのだけれど、本屋になかったので代わりに。


最近どうも仕事に対するモチベーションがあがらじダウン


職場でありのままの自分でいることはとても難しい。


本当はブルーな気分でも無理して笑顔を作ったり、カチンとくることがあっても心の中に押し留めたりっていうのは、周りと調和していくための当然の努力なのだけれど、時々「あ~疲れた…雨」と、無意識にかぶってる社会人としての仮面をかなぐり捨てたくなるときがある。


最近そんな感じ。


なので、はたらくよろこびを心に補給したかった。


この写真集。

インドやミャンマー、ベトナムなど、アジアで働く人たちの写真集。

赤ちゃんを背負いながら大きな鍬で畑を耕す少女たち、体中おがくずで真っ白になりながら木工所で働く男たち。


彼女たち、彼らの背景は知らない。


仕事を楽しんでる人もいるのかもしれないし、職業選択の自由もなく、生まれたときから決まった仕事をいやいややっている人もいるのかもしれない。

何も考えず、生きるためだと割り切って働いている人もいるのかもしれないし、自分の仕事に誇りをもって頑張っている人もいるのかもしれない。


彼らの心の中までは、写真からは分からない。


ただ映ってる人たち皆に共通して言えるのは、働く人の姿はとても美しいということ。


笑顔の人もいれば真顔の人もいるのだけど、なんのためであれどんな思いであれ、仕事に対してひたむきに取り組み、生きる姿は美しい。


一つエピソードが紹介されていた。

とても住みやすいとはいえない急斜面で、命がけで土を耕している男たちがいる。

「なぜここで働くのか」と問うと「ここが俺たちの生まれた土地だからさ」と答えたというもの。


ここで生まれたからここで働く、それだけのこと。他の場所にいくなんて考えたこともない。


作者は、そのエピソードから、どんな場所であれ適応して生きていく。それが人間の生命力だと感じたと綴っている。


「足下を掘れ。そこに泉あり」


仕事がつまんない、会社がつまんない、そんな風に最近思っていた。

でも、ただ目の前の仕事に誠実に取り組むこと、「これが私の仕事だから。」

そんな思いで働けば、自分の仕事のもつ新しい側面に気づけるかもしれない。


明日はきっと、いい一日になりますように満月