昨日は八王子在住の親友るみの家に泊まりにいった。
はりきって早起きして、手土産のアップルパイを焼いて
八王子についたらるみが車で迎えに来てくれていて、るみ宅に行く前に東大和にあるスケートリンクにスケートをしにいった。
7~8年前に一度スケートをしたことがあるけれど、そのときは結構滑れた記憶が…。
なので今回はもし上手くいけばスピン位できるかも…とアホな私は真央ちゃんのDVDを観て研究していった。
うきうき靴を借りて、ロッカールームで「真央ちゃんみたい」と自己満にひたりながら靴紐をしばり、いざ行こう!と立ち上がったら「あ、歩けない…」
あれ?こんなはずじゃ…昔はリンクでも滑れてたはず…。
「ちょっと大丈夫?」と呆れ顔で問うるみの後を壁伝えによろよろリンクへむかう私。
二人でおそるおそる氷の上へ足を踏み入れるけれど…
「無理ー!!」「たてなーい!!!」
私たち、まるで生まれたての子馬2匹。
リンクサイドの手すりにへばりつきながら、よろよろと進む。
手すりが完全に命綱状態で、手すりにもたれかかって休んでる人がいようものなら目で「私たち、手すりから一歩も離れるわけにいかないんですー!!」と目で訴えてどいてもらった…。
よろよろ進んでるうちに、私はどうも足首が固定されていないのがしっかり立てない理由かもとも思い当たった。
「私ちょっと靴紐結びなおすわ」と言うと、「じゃあ私先行ってるね」とるみは一人でよろよろ進んでいってしまった。
靴紐をしっかり結んでリンクに再度おりたつと、さっきよりは安定した気がする。それでもまだ命綱…もとい手すりからは離れられない。
足元ばかり見つめてようやく半周進んだら、目の前に黄緑のウェアを来たおじいさんが立ちはだかった。
「足は内股にしない!!まっすぐ立つの!!」
突然指導される私
救世主…救世主が現われた…。
私の子馬っぷりを見かねたらしいおじいさん、「いいかい?今こうなってるでしょ?これじゃ曲がっちゃうの!足はこう!さ、右手で手すりにつかまってまっすぐ立って!」
「は、はい!!」
「まず右足をまげて、もう左足で蹴る。そんでスーッと滑る。さ、これで一周まわってきなさい!!」
「は、はい!!」
おじいさんに見送られ、なるべく教えられたとおりに滑る。
お?さっきより滑れるぞ。
よたよたしながら、でもさっきよりは短い時間で一周まわってみた。
そしたらまたおじいさんが目の前に立ちはだかった。
「さ、スピンはこうやるの!」
え、ス、スピン…?私まだまっすぐ進むのさえおぼつかないんすけど…
せっかくのご厚意をむだにしちゃいけないと思った私。
「ひ~怖いよー」と内心叫びつつ教えられたとおりにやってみたら…できるわけがない…
でもおじいさんの気持ちに応えたい!と思った私、「なんとなく分かった気がします!」と無理してよれよれその場で90度位まわってみたら、おじいさんは満足して、「そう、それを何百回、何千回やるの!そうやってみんな上手くなるの!」と言って華麗に滑っていってしまった…
しかしおじいちゃんのレッスンのお陰で、格段に上達した(?)私。
るみに自慢してやろうと、るみが近づいてくるのを待ってわざと手すりから離れたところを見せ付けつつ「るみ~」と近寄っていった。
「あ、上手くなってる!」
驚くるみ。ふふふ、陸上では私の方が歩けなかったけど、フィギュアファンの私をなめちゃぁいけないぜ
ちなみにそのリンク、一般客と仕切られてるところで子供たちがスケートレッスンをしていて、未来の真央ちゃんたちがのびのび練習していた。
みんなスタイルよくて可愛くてうまい
練習を見てるだけで楽しかった。
「あれはドーナツスピン、あれはキャメルスピン、あれは私が今日やるはずだった(DVDで研究しただけの)レイバックスピン」
偉そうにるみにレクチャーする私。
「あんた詳しいくせに自分全然滑れてないじゃないの」
るみの冷たい視線であえなく撃沈
一時間位ひたすら滑ってたら、なんとか手すりから離れて一周まわれるようになってきた。
スピードも出てきたし、た~のしい~
と、油断した途端…
「ぎゃーっっっっっっっっ」
すっころんだ…
お尻打った…痛い…。
ううう大人になってから転ぶのなんて何年ぶりだろ…。
遠くにいるるみに視線で助けを求めたのに、こっちを見てもいない…
仕方なく何事もなかったかのように自力で起き上がったさ。フンッ
夢中になって滑っていたけれど、二人とも足が限界にきて、またもやよれよれ子馬になりながらリンクをあとにした。
う~ん楽しかった
その後はるみの家にいって、ワインパーティー。
すきやきにアップルパイにチーズクリームをオンしたクラッカーに。ワイン好きのるみがダース買いしたという()赤ワイン
「気絶するほどうまい!!」と二人きりの宴を楽しんだ。
そしてその夜、仰向けに寝ようとしたら…
「いったーい!!!」
打ったお尻が痛くてたまらなかった私…
ううう、この年でお尻に青あざを作るとは…
でも楽しかった
また明日から仕事がんばろうっと