歌を聴くときに歌詞に注目し、いいなと思ったらノートに書き留めるだけの「いい歌詞探索委員会」☆

発足から既に七年を経過しているけど、最近新しい歌に触れる機会も少ないので、発見数はここのとこ芳しくない。

昨夜なにげなく見ていた久石譲の武道館コンサート。
「ジブリと歩んだ25年」

そこで久しぶりに委員会のアンテナに引っかかる歌詞に出会った。

千と千尋で、本編では歌詞がついてなかったものにコンサートのために歌詞をつけたという曲、「ふたたび」。

千尋がハクの名前を思い出すシーンで使われてた曲だ。

「ふたたび」

ずっとずっと昔に
触れたことのあるあのぬくもり

暗い道に迷い込み
一人ぼっちで泣いてた私

信じて進むと決めた時に
扉が開いた

その先に光が

私を照らした

青空に羽ばたこう


つないだその手を離さないで


あなたが照らしてくれた道を
今一人歩こう まっすぐ前を向いて
立ち止まらず

忘れないでいたなら
いつかまた会える そう信じてる

導いてくれたのは
いつの日もあなた

私の光



私はジブリ作品では千と千尋が一番好きだ。

大学二年のとき夏休みに仲良かった先輩たちと見に行った。

今はもう会えなくなった先輩ばかりで、同じく千と千尋の挿入歌である「あの夏へ」の、「叫びたい程愛おしいのは 一つのいのち 還りつく場所 あなたの肩に揺れてた木漏れ日」という箇所を聴くとあの日の暑い日差しを思い出して、温かな青春の残像のようなものが甘く切なく胸を締め付ける。

この「ふたたび」はまさしく千尋がハクと出会い、ハクに導かれて希望の道を歩き出す過程そのもののようで、聴いた時映画の映像が浮かび、切なくなった。

今こうして生きている日々も、何年か後に振り返った時同じようにきらめきを伴って胸を締め付けるかもしれない。

だからたくさん覚えておけるように、その時その時感動した歌や映画を、当時の思い出と共に心に焼き付けておきたい。

それが「いい歌詞探索委員会」のザ☆設立意義(←今考えた)。