◎當る戌歳◎2017年歌舞伎観劇総ざらい◎
今年はたぶんブログ始めてからいちばん歌舞伎観てない気がする・・・菊之助さんしか観てない・・・なんかね割とチケット売れてるんだよねどこも。思い立ってもスグ観れない。良いことだ・・・って言い訳はこの辺で今年も振り返りするぞー〈1月〉しらぬい譚@国立劇場個人的に席を選び間違えた。ずっと菊之助さんの足ばっかり見てた、、、今になっては笑えるけど観た日のテンションめっちゃ低かったと思う・・・反省・・・秋作(松緑さん)を訪ねてくる照葉の梅枝さんの声がもうなー最高でした知ってるけど。いつも最高だけど。「照葉」が「てるは」じゃなくて「てりは」なのも非常に良い。松緑さんが言いにくそうなのが良い。時蔵さんが合邦やったら「許さぬぞ」なんやーとか(てか菊之助さんの「蹴殺すぞ」がイレギュラーなんだけど)時蔵さんも梅枝さんも合邦・・・タイミングさえあれば演ってくれるんだよな・・・ほんと松竹・・・てか国立で・・・やらない???そろそろ井伊大老@歌舞伎座吉右衛門さんと雀右衛門さんのが好きだったのでむりやりねじ込んだ。びっくりするくらい違ったけど(今回は幸四郎さんと玉三郎さん)それぞれの持ち味の違いでこんなにも違うってのが芸能の凄さなのかなぁ私は吉雀のこじんまりしてふとすると涙が零れ落ちそうな感じが好きだったなぁこの作品は甲乙じゃないです。完全に好みです。誰かと語りたい。雙生隅田川(ふたごすみだがわ)@新橋演舞場楽しみましたこちらはすでに書きましたので省略〈2月〉金閣寺/連獅子@松竹座梅枝さんのー雪姫ーこれは絶対観たかった。たまらんでした。昼の壱太郎さんも観たかったなぁ〈3月〉岡崎@国立劇場読売演劇大賞受賞ということで観とかなきゃ・・・と期待して行ったんですが・・・難しかった・・・なんていうか、そういう賞を選んでいる人は一般人じゃないんだから賞をとったものだからって一般人が楽しめる作品かどうかは別だよね・・・そりゃそうだ・・・みたいな・・・難しかったっていうのは、話が難しかったっていうよりか、どこに視点を置いて観れば良いのか・・・ってところですかね・・・雀右衛門さんのくどき?子供が死んで嘆いてるとこは記憶にあるんですが他はあんまりてか菊之助さんの記憶全くない名君行状記/渡海屋大物浦/どんつく@歌舞伎座名君行状記が朝イチからクライマックスだった亀兄さん襲名前に良いお役もらったねこれは歌舞伎以外の現代劇畑の人にも見て欲しい出来だったよね・・・すごい役者さんがいるんだぞって。梅玉さんとのコンビでもっと色々見てみたい仁左衛門さんの知盛はやっぱりかっこいいのとまさかの初役時蔵さんどんつく観れて良かったなぁハッピーで楽しくて泣いちゃうよねどんつく(巳之助さん)に対する松緑さんの優しい感じあと真ん中じゃないときにも後ろでずっとジャグリングしてるのとかもかっこ良かった、、、また観たいなぁーいっぱいやって欲しいなぁ歌舞伎ではないですがこの遠征で明治座デビューもしましたロビーが女子っぽくて好き桜もなか〈5月〉石切梶原/吉野山/魚宗/対面/御殿床下対決刃傷/弥生の花浅草祭@歌舞伎座團菊祭彦三郎襲名新亀三郎さんがめっちゃタイプ(?)私あんまりお子様興味ないんだけど今年は新右近さんに新亀三郎さんに豊作年だなこのラインナップでまさかの大穴吉野山がもう一度観たいやつでした〈6月〉車引/藤娘/毛谷村/河内山/輝虎配膳/口上@博多座芝翫襲名博多座デビューそして菊之助さんが並ぶ口上デビュー手が・・・手が・・・そっくり・・・音羽屋ぁぁぁぁここ最近の謎の輝虎ブームも一応これでお休みなのかな?すごく好きな演目なんだけど脱ぐときに絶対笑いが起きるのはどうにかならんもんかね、、、自分の無知をさらしてるようなものでは、、、菊之助さんのお勝さん私こーゆうお役が好きなんだなぁと改めて思った・・・大好きな菊之助さんだった・・・抱きしめたくなるやつ・・・(役です)あと児太郎さんとのシンメが素晴らしくて(揃っていたと言いたい)児太郎さんがすごくよく菊之助さんを見ながらお芝居されてるんだろうなーと感じた他でもぜひ児太郎さんとのコンビ観てみたいなって思ったからマハーバーラタ若手枠に児太郎さんがいて嬉しかった。絡みはなかったけど〈7月〉一條大蔵卿@国立劇場大蔵卿って難しいお役なんだなぁぁぁぁぁとでもこれこそお歳を召されてからのほうが見た目もしっくりくるだろうしゆっくり回数を重ねていって欲しいお役隣にはいつも梅枝さんがいてくれたらいいなしかしやっぱり私は鬼ちゃんの菊之助さんが好きなのでな・・・〈10月〉マハーバーラタ戦記@歌舞伎座まちがいなく今年のメイントピックスただただ尊いのとは別に作品としてはぶっちゃけテーマ性強くて観るのがしんどいのでとうぶん再演は良いです・・・自分は・・・菊之助さんが演じたい菊之助さんと菊オタの演じて欲しい菊之助さんはがっちり一致してるよってことだけは再確認した書き出してみてもやっぱり少ないけど歌舞伎周辺ってことなら文楽とかお能とか新派、舞踊会は結構行けたり大学の夏期講座に潜入したりしたし歌舞伎オタとしては次に繋がる時間を過ごせたぶん不満はないんですけどね・・・マハーバーラタを観に行った帰り台風で運転休止になった新幹線の窓からみた外の嵐はすぐそこにある景色なのに全く恐怖を感じなかった。舞台のうえで誰かが死んでも私が死ぬわけじゃないとわかっているから私は芝居を見ることが好きなのだろう。「卑怯でない人間がどこにいる。人に生まれれば皆、卑怯でなければ生きていけぬのだ」信じていたひとに裏切られることがいちばん辛い辛くて何故生きているのだろうそういうこと全部忘れるために少しの間考えないように全部忘れて忘れさせてくれるから好きなのに悲しい辛い気持ちを思い出させるなんて嫌な芝居だな「父上私の選んだ道に間違いはありませんでしたかあなたのご期待にそえましたか」カルナが自分が人柱として生まれたことを悟り、弟に刺されるそれはいかにも歌舞伎らしいもどりの演出で。本当に丁寧に作られた作品だなとほんとうに節々から感じる。カルナがただガンジスの河で死ぬことが人柱になるのなら生まれてすぐにクンティ姫の手で流されたときに死ねばよかったでもそれは許されない辛いことばかりの人生を生きなきゃならない「私は生まれてようございました」私にはどうしてもそうは思えないけど彦三郎襲名おめでとうございますって言いながらなんでって思っていても外野は黙っているしかないと思っていたけどでも明言はしないけどそういうことだよね希望は少ないけどってでもって思っていらっしゃるんだよねいつか何十年先でもそのときは八代目菊五郎が真ん中にいるかもしれないよそれで十八代目を紹介してくれるのを今度は歌舞伎座だけじゃなくて京都や大阪や全国の劇場で口上をするのを待っている年末の特番は真央さんのこといっぱい放送していて何回見ても一日に何度みても悲しくてでも全部見たいと思ってしまうあたたかいひと昼下がりにふわりと裾の広がるワンピースに着替えてきた真央夫人の幸せな見てるこちらが幸せになれるあの姿はそれもまた何十年か後十三代目團十郎が亡くなるときにまた思い出すだろう