「お前が泣いてるとイライラするから笑って帰ってこい」
あの時の私は幼くて言葉を真に受けることしかできなかった
学校でのこと、私は笑っているときにきもいといわれたことがあった
今思うと仲もあんまり良くないクラスメイトに言われたそんな一言なんて気にしなければよかったのだろう
だけど私にはそれができなかった
私は学校で笑わなくなった。
それでも家では笑わなきゃいけない。
私はどうすればいいのだろう。
毎日葛藤した。
自分に問いかける。
‘’私はうまく笑えているのだろうか‘’
笑わない時間と笑う時間
確実に自分から笑顔という表情がなくなっていくのが自分でもわかった
作った笑顔は私の心を壊した
そんな私が笑顔を取り戻したのは高校の頃。
入学したての時私に初めて声をかけてくれた女の子。
私は思った。
‘’笑わなきゃ‘’
学校では笑ってはいけないと思っていた私が何故かその時だけはそう思った。
それから作り笑顔を何度も作って友達もできた。
楽しい記憶が少しずつ増えた
その分悲しいこともあったが、麻痺した心は嫌なくらいそれを理解した。
私はそうされて当然の人間なのだから、そう思った。
人は信じてなかった
信じたいのに上辺の関係をやめれなかった
また、裏切られた時、傷つかないように…
でも3年生の私の誕生日に私に初めて声をかけてくれた女のコは手紙をくれたんだ。
そしてその子はこう言ったんだ。
「入学したての時、なにがあったかはわかんないけど本当はあなたは笑うのが怖かったんじゃないかな。
それなのに、私のために無理して笑ってくれてありがとう。
私が学校が楽しいって思えたのはあなたのおかげだ。
そばにいてくれて、笑ってくれてありがとう。」
私はその時久しぶりに涙というものを流して、
嬉しい笑顔を浮かべたんだ
一人じゃないから。
そう思える日が来るなんて思ってもなかった
未だに過去を思い出すと辛くなる
頑張り過ぎると、感情をなくす。
笑い方も泣き方も見失う。
でも心の奥では気づいてる
私は一人じゃない
だから私は何度感情をなくしても
自分を取り戻せるんだ
きっと、誰にでもいる
まだ、出逢っていないだけ
私だって心を閉ざしてた
それでも、そんな私をはじめて受け入れて
作り笑顔と知っていたのにそれでもそばにいてくれた
きっとどこかにいるはずだから
今は一人だと思っていてもいい
だけどそんな人に出会ったとき、
私は一人じゃなかったと心からの笑顔を浮かべて欲しいのです。
笑っているからって楽しいとは限らないから

