凛とした女学生
義母です。
先日20日に103年間の
人生を閉じました。
初めて会った時
綺麗な目と白い肌に
「往年の洋画の女優さんみたい」
当時のあたしは
流行りのワンレンソバージュ
肩パッドに派手なスカーフ
それが、なんだか
とっても恥ずかしくて
それ以来、美人とか
スタイルがとかではなく
内面や聡明の価値を求めるように
なりましたが…
……ん…無理でした。
昨夜は通夜で
爺さんと二人、母の傍で
夜通し思い出話しをしたり
時々、祭壇の写真を見たりして
過ごしました。
その遺影の写真は
義姉の結婚式の時ので
まだ50代の
若き義母でした。
私達より「若い義母」に
違和感がありましたが
その顔は
私がまだ知らない義母で、
制服姿の女学生が
母となり、嫁ぐ娘を送る
華やいだ瞬間の顔。
葬儀の朝
爺さんはまだ布団の中
あたしは、珈琲を入れ
母の祭壇を眺めています。
爺さん、義姉妹は
本当によく尽くし
幸せな義母だったと
嫁のあたしは彼等を
褒めたい。
今日は、義母に触れられる
最後の朝です

