「わたしは体感が薄いから」で終わらせないで。


体感が薄いからこそ、もっと自分を観察して、
何を感じているのか、どんな変化があるのか、
じっくり見てあげて。


そして、体感に「これが正解」はないのです。
あなたが感じたこと、が正解なのです。



例えば、
ボディセラピーで
「わたしの身体。真っ直ぐですか?」
と、時々聞かれます。
だいたい、ちょっと傾いています。
(あとは、「凝ってますか?」とか)


わたしも真っ直ぐにしているつもりで
傾いていること多いです。
だけど、それはわたしの感覚が間違い、
なんじゃなくて


「その状態を真っ直ぐだと感じている」だけ。


じゃあ、実際の真っ直ぐはどんな感じがするのか、
真っ直ぐにしないといけないのか、
(傾いている方がいい理由があることも)
したいなら、どうしていくのか、
それをしていくだけ、なのです。


感覚は人それぞれ違います。


誰かにとって苦いものが、
誰かにとっては甘く感じる。
(分かる人には分かると思いますが、
 苦いコーヒーでも甘さってありますよね)


誰かにとって辛いことが、
誰かにとっては喜びだったりする。


あなたが感じている気持ち、
あなたが感じている感覚、
どれも、ほんとう。


わからなければ、わからない。それでいい。


「わからない」
というのがその時、感じたものなのです。


それでも、「わかるとしたら?」と
少しだけ感じることをしてみる。


言葉にならない時は、
身体のどこにどんな感じがするか
安心しているのか、不安なのか。
わかることだけ、見てあげる。


感じ方は日によって変わってもいいのです。
と、いうか変わるもんです。


あなたはそんなに鈍くないのです。



反射の統合は感覚を育ててくれるよ。