悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3) 929円 Amazon |
ピエール・ルメートルさんの
「悲しみのイレーヌ」を読みました。
カミーユ・ヴェルーヴェン警部は
女性二人が犠牲になった凄惨な事件現場に
足を踏み入れた。
遺体はひどく損壊されており
目的がわからない装飾が施され
壁にはわざとらしい血文字と指紋が残されていた。
どうやら指紋はスタンプされたもので
同様のものが残された別の事件とのつながりが判明するが。
同じくカミーユ・ヴェルーヴェン警部が出てくる
「その女アレックス」の前作にあたります。
これから読もうかなという方は
先に「悲しみのイレーヌ」から読むのがオススメです。
「その女アレックス」でさらっと
こちらの作品の結末に触れているので。
こっち先に読んでいたら
もっとドキドキして結末を読めただろうなーと思いました。
そこがちょっと残念。
しかし、残忍な事件がこれでもかと発生したり
犯人と警部の手に汗握るやりとり
第二部で判明する衝撃の事実など
見所は満載です。
久々に寝る間も惜しんで読んだ作品でした。
ピエール・ルメートルさん、いいですね。