「悲しみのイレーヌ」 | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

 

 

ピエール・ルメートルさんの

「悲しみのイレーヌ」を読みました。

 

 

カミーユ・ヴェルーヴェン警部は

女性二人が犠牲になった凄惨な事件現場に

足を踏み入れた。

遺体はひどく損壊されており

目的がわからない装飾が施され

壁にはわざとらしい血文字と指紋が残されていた。

 

どうやら指紋はスタンプされたもので

同様のものが残された別の事件とのつながりが判明するが。

 

 

同じくカミーユ・ヴェルーヴェン警部が出てくる

「その女アレックス」の前作にあたります。

 

これから読もうかなという方は

先に「悲しみのイレーヌ」から読むのがオススメです。

「その女アレックス」でさらっと

こちらの作品の結末に触れているので。

こっち先に読んでいたら

もっとドキドキして結末を読めただろうなーと思いました。

そこがちょっと残念。

 

しかし、残忍な事件がこれでもかと発生したり

犯人と警部の手に汗握るやりとり

第二部で判明する衝撃の事実など

見所は満載です。

久々に寝る間も惜しんで読んだ作品でした。

 

ピエール・ルメートルさん、いいですね。