「エンタテイメントの作り方」 | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

エンタテインメントの作り方/KADOKAWA/角川学芸出版


貴志祐介さんの
「エンタテイメントの作り方」を読みました。


「黒い家」や「悪の経典」など
有名作品を多く生み出した
作家の貴志祐介さんが
作品の作り方を解説しています。

自身の作品の誕生秘話や
苦労した点なども
多く紹介されていて
ファンに嬉しい1冊かも。

貴志作品はわたしも大好きで
「天使の囀り」「新世界より」「悪の経典」など
かなりボリュームのある作品でも
あっという間に読み終わっていました。

この「一気読み」させてしまう作品たちには
やはり様々な工夫が
されていたようです。

エンタテイメントとして
いかに読みやすくするか
読者の興味を引っ張れるか、
裏側をみると、
”読者”が至れり尽くせりで
作品を楽しませてもらっていたことが
よくわかりました。

そりゃあ、一気に読めちゃいますよね、と
納得。

体裁としては
作家志望者へのアドバイスといった感じですが
わたくしは貴志作品のファンとして
仕事場見学させてもらった気分で
楽しめましたよ。

次回作品も期待してます。