「ゆみに町ガイドブック」 | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

ゆみに町ガイドブック/河出書房新社


西崎憲さんの
「ゆみに町ガイドブック」を読みました。


ゆみに町二丁目に住む”わたし”が
平凡な町であるゆみに町を
紹介する。


主人公がはじめに
ゆみに町のガイドブックだと
一人称で始まる物語ですが
内容はまるで詩のつらなりのような
不思議な1冊でした。

主人公の他に雲マニアという人物が
何らかの作業を行っている様子が
間にはさまっています。

普通の町の描写から
どんどん夢の中のような世界に
引きずり込まれていく感覚は
とてもおもしろいですね。
楽しめました。