「まずいスープ」 | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

まずいスープ (新潮文庫)/新潮社

戌井昭人さんの
「まずいスープ」を読みました。


比較的料理上手だった父が
とんでもなくまずいスープをつくり
姿を消した。

心当たりのあるところは
すべてあたってみるが
父の行方はわからなかった。


読書会でオススメいただいた一冊です。
だいぶ変わったお話ですが
面白かったです。

まずいスープを作って消える父、
それを追う息子もちょっと変わっています。
――とういか、登場人物が全員ちょっと変わってます。

表題作を含めて中編が3編はいってますが、
どれも似たテイストで
変わっています。
この言葉にしづらい変な感じは結構好みです。

オチはあるようなないようなお話ですが
楽しく読めました。

オススメありがとうございます。