「森は知っている」 | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

森は知っている/幻冬舎

吉田修一さんの
「森は知っている」を読みました。


南蘭島に暮らす17歳の鷹野と
柳は孤児だった。

組織によって育てられ
18歳となったら産業スパイとして働くため、
普通の高校生とは
違う生活を送っている。

その時を目前に控えた柳が
冗談だと前置きしてから
「逃げるよ」と言った。




既読の「太陽は動かない」に
リンクしたお話でした。

読み終わって作品について
調べてみるまでまったく気づけませんでした。

組織の人間の胸には爆弾が
埋め込んであるという設定に
すごくきいたことあるなぁーって思ってたんですが。

高校生が産業スパイ見習いという
ちょっと突拍子もない設定なのですが
吉田氏の文章は
引力ありますね。

わりと一気に読めちゃった1冊です。
まだ続くんでしょうか。
気長に楽しみにしておきます。