「絵で見る江戸女子図鑑」江戸の女子が丸わかり | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

絵でみる江戸の女子図鑑 (時代小説のお供に)/廣済堂出版

かわいい:
なるほど:


「絵で見る江戸女子図鑑」を
読みました。


江戸時代の女子のことが
いろいろと紹介されています。

浮世絵が原画のイラストは
現代風でかわいらしくアレンジされているので
親しみやすいですね。

女性の身分ごとの暮らしや
職業、恋愛、ファッションと
興味のあることがいっぱいあって
面白かったです。

思っていた以上に
江戸の町娘は自由だったことに
びっくりしましたね。

出生や身分に縛られる男性よりも
職業の種類や幅が広い印象です。

偉い人のお気に入りになって
玉の輿――というのも女子ならではですね。

そして、いつの時代も
親というのは子供に
幸せになってほしい、ということで
当時の女の子たちも
手習い、三味線、お琴と
かなり忙しい毎日だったみたいですよ。

当時、芸事に優れていると
就職にも有利。
将軍家の奥に勤めたりすることもあったんですって。
いわゆるキャリアウーマンですね。

そして、仕事優先で出世しまくる女子にありがちですが
「結婚しないで親が心配する」というのも
よくあったみたいです。
案外今とかわらない……。

時代劇を見ていて
ちょっと不思議に思っていたことも
この本でいろいろわかったりしました。
絵がいっぱいでさらさらっと読めるので
面白かったですよ。