「短歌パラダイス」短歌で勝負 | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

短歌パラダイス―歌合二十四番勝負 (岩波新書)/岩波書店

楽しい:あったか気分あったか気分あったか気分あったか気分 /5
深い:ワクワクワクワクワクワクワクワク /5


小林恭二さんの
「短歌パラダイス」を読みました。


歌合せというのは
歌の優劣を競うという
いわゆる歌のお相撲のようなものらしいです。

その歌合で歌人たちが戦う様子が
書かれた本書、
結構エキサイティング。

1997年と15年以上前の本ですが、
そんな前の本とは思えないくらいの
臨場感です。

参加されている歌人さんも
現在の大御所クラスで
そういう意味でも興味深いですね。

この歌合せとういう競技
チームプレイで、
自分のチームから出された歌を長所を
判者にアピールしたり
相手のチームの歌の欠点を指摘して
攻撃したりするんですよ。

その際に短歌の「読み」について
つっこんだ協議さされるので
とても勉強になりますね。

もう小林氏は歌合を
開催しないんでしょうか。
是非ともまたやって書籍化して欲しいんですが。