- 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年/文藝春秋
一気読み: /5
おしゃれ: /5
村上春樹さんの
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を
読みました。
多崎つくるは高校生の頃、
かけがえのない4人の友人に恵まれた。
ところが、進学により
つくるが一人東京へ行き数ヵ月後、
突如として
その親密な関係から
はじき出されることになる。
36歳となった彼は
いまだ、その痛みを抱えて生きていた。
話題になった本、
今さらですが読みました。
村上作品自体が
お久しぶりなのですが、
相変わらずおしゃれーな感じがしますね。
程度の低い感想で
ごめんなさい……。
高校生の頃の友達が
唐突に主人公つくると絶交してしまうんですが、
その理由を36歳になったつくるが
恋人の手を借りながら解き明かしていく、というストーリー。
目的が明快で、
読みやすかったですよ。
少しずつ明らかになる
大人になった友人たちの現状とか、
絶交に関する真実が
ドラマティックなのです。
先が気になって一気に読めてしまいました。
――で、そのストーリーの途中
音楽の話になったり、哲学の話とか
さらりと出たりして、
そういうところが
なんかおしゃれーなんですよね。
そういえば、1Q84を
途中までしか読んでなかったのを
思い出しました。