「丕緒の鳥」ようやく来ました | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫 お 37-58 十二国記)/新潮社


ワクワク;あったか気分あったか気分あったか気分あったか気分 /5



小野不由美さんの
「丕緒の鳥」を読みました。


丕緒の鳥
 慶国に新しい王が立ったという。
丕緒は祝いの席の”大射”で
 射抜く陶鵲をどうすべきか悩んでいた。新王はまた女であるという。
 丕緒は慶は女王と相性が悪いといわれており、臣も民も落胆の色が濃い。
 
『落照の獄』
 瑛庚は殺人を重ねる狩獺を裁くことになってしまった。柳国の王は以前、
 死刑を禁止していたが、幼い子どもも殺されており、世論は強く死刑を
 求めている。ここで死刑を下せば、
柳国の何かが傾く予感を抱いていた。

『青条の蘭』
 標仲は王のもとに荷を届けるため極寒の地を必死で進んでいた。
 山毛欅林に発生した奇病、山毛欅林が守っていた山を取り戻すため
 親友の包荒と猟木師の興慶が努力して残した大切な荷だった。

『風信』
 蓮花は母と妹が殺された瞬間を克明に覚えていた。国から女を追放する
 という王の命令が遂行されたのだ。蓮花は逃げ延びたが、王がたおれても
 故郷へは戻らず、暦を作る嘉慶の元へ
身を寄せ下働きをすることになった。


とうとう新刊が出ましたね。
予約して、当日にゲットしましたよ。

しかし、ゲットしてから「読書メーター」を見ると
すでに千人くらい読み終わっている方々がいて
びっくりでした。
相変わらずの人気シリーズっぷりですね……。

十二国シリーズ本編は
王と麒麟の話ですが、
こちらは庶民のお話です。

本編とリンクしているので
どの国のどのあたりの話かと
リンクしている巻を探るのも楽しいですね。

十二国記の世界の厚みを
感じさせられます。

次は是非とも本編の続きが
読みたいですね。