「坊主失格」悟りたくなってきました | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

坊主失格/扶桑社

読みやすい:15151515/5
瞑想したくなる:あったか気分あったか気分あったか気分 /5

小池龍之介さんの
「坊主失格」を読みました。


この本は現在、座禅指導や執筆で
活動されている小池龍之介さんの
半生が書かれているものでした。

幼い頃のさみしさからか、
奇行や暴力がやめられなかった著者が
瞑想することにより
生まれ変われたというお話です。

その「奇行」とか「暴力」とかが
思っていたよりもひどくて、
ちょっと驚きました……。

「暴力」はよく聞くDVの話
みたいな状態、ですかね。

さらにその辺を歩いているだけの人に
嫌がらせをしたりして遊ぶとか、
バスの運転手さんを困らせて楽しむとか、
「奇行」もすごい……。

しかも、それが中毒のように止まらないというから、
もう理解の範疇を超えました。

そんな著者が住職である父親の
勧めで瞑想を始め、
生まれ変わっていきます。

すごく分かりやすかったです。

正直、「座禅とか瞑想とか何やってるの?
実は寝てる?」って、疑問だったのですが、
著者の言葉は素人にも分かりやすくて、
やってみたいなぁと思わせる力がありましたよ。

何か間違ったこといいそうで
書きがたいですが、
じっくりと自分の言動の根底にあるものを
探っていく作業? 
瞑想ってそういうのをやるようですね。


何で食べすぎるのか。

おいしいからか。
お腹すいているからか。
ブログのネタが欲しいからか。
他にすることがないからか――。

私も自分を見つめなおして
悟りに近づきたいですね。