「ゲゲゲの女房」 ほんわか | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

ゲゲゲの女房/実業之日本社


すごい半生:ぎゃーーぎゃーーぎゃーー /5
おもしろい:424242 /5


武良布枝さんの「ゲゲゲの女房」を
読みました。

ドラマ化していて有名なので、
今さら、ですね。

漫画家・水木しげるさんの
奥様の手によるエッセーです。

お見合いからの5日で結婚した話や
質屋通いの貧乏生活、
原稿を買い叩かれた話など、
ときにおもしろおかしく、愛情たっぷりに
描かれています。

お金がなくて腐ったバナナを
食べていたとか云われてますが、
夫人曰く「腐る寸前のバナナ」だった、とのことです。
大事な違いですね……。  

著者がとにかく大らかな方で、
一緒に軍艦のプラモデルを作ったり、
不思議なお面を集め出したのを
ため息をつきつつも見守ったりと、
ほんわかです。

ステキなご夫婦ですねー。


さらに水木先生の作品などが
ダイジェストで紹介されている
「妖怪まんだら」も眺めました。

妖怪まんだら―水木しげるの世界 (別冊家庭画報)/世界文化社


少し古い本ですが、
こちらは水木先生の半生や作品が中心です。
数年前にアニメになった
「墓場鬼太郎」が大好きだったので、
先生の古いイラストには心躍りました。

大好きな京極夏彦先生も
鬼太郎について文章を
書かれていたんですよ。
小難しかったですー。

子どもの頃に読んだ、
鬼太郎の原作本は
わりとショッキングでしたけど、
(お子様には結構気味の悪い絵柄だった気がします)
今なら小躍りしながら読む自信があります。