「舞妓のお作法」舞妓さんの日常に迫る | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

舞妓のお作法/上七軒 市まめ

興味深い:ワクワクワクワクワクワクワクワク /5
かわいらしい:あったか気分あったか気分あったか気分あったか気分 /5


上七軒市まめさんの
「舞妓のお作法」を読みました。


本物の舞妓さんによる
エッセー(?)のようなものです。

京都で舞妓さん体験などをして、(→舞妓写真こちら)
「そういえば、舞妓さんってどんな仕事?」と
改めてそのミステリアスな存在に
興味津々だったのです。

市まめさんは小学生のころに
舞妓さんの「北野をどり」を見たことが
きっかけで中学卒業とともに「お屋形」に
(「お屋形」は舞妓さんの住んでいるところ)
入ったそうです。

見習い時代のスケジュール、
お稽古の種類、化粧の仕方、
着物の種類やかんざし、髪型のこと、
オフの過ごし方や気をつけていること、
舞妓さんの素顔がとても興味深い一冊です。

しかもすべて舞妓さんの話し言葉で
書かれているので、
雰囲気がありますよ。

一見さんお断りの
お店で働く市まめさんだけあって、
お作法にはかなり気をつけている様子、
というか身についちゃっている感じですね。

急いでいていても
急いでいるように見せない、と
これはかなり耳が痛いお作法でした。

基本、バタバタしてますし、
焦るとすぐ顔にでます……。
確かに品がないですよね。


そして特に面白く感じたのが
市まめさんのオフの過ごし方。

お客さんが呼んでくれるときは
休みの予定の日でも働くんだそうですが、
いざ休みとなったら
ダウンやジーンズ、ウエッジソール姿で
スタバや映画館などへ行かれるそうです。

ハワイアンなアクセサリーにはまっていたり、
MACの化粧品が好きだったり……。
何だかぐっと身近に感じちゃいました。


お店のブログも書かれていたそうですが、
現在は更新がないようなので
リンクは控えます。

そして市まめさんって
実は(↓)の「舞妓はんのおしろい」の
イメージキャラクターだったんだそうですよ。
実際に市まめさんも
これを使っているそうです。

これ、私も一時期使ってましたよ。


舞妓はんのおしろいN桜色大