「ストーリー・セラー」悲しいですね。 | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

ストーリー・セラー/有川 浩

泣ける:かなしいねかなしいねかなしいね /5

作家さんのお仕事ぶり:GOODGOODGOOD /5


有川浩さんの「ストーリー・セラー」を

読みました。


『Side:A』

 仕事を辞めるか、このまま死に至るか。小説家である妻に

 とっては究極の選択を医師から告げられた夫。

 症例のない奇病に侵された妻が決死の選択をする。


『Side:B』

 作家の夫が死ぬ話が面白そうと、戯れに話したから

 バチが当たったと思った。小説家の妻は夫との出会いを振り返る。

 彼は彼女の小説を読み、会社の屋上で泣いていたのだ。



悲しいけれど、

何とも力強い恋愛中編が2編です。 


恋愛モノがあまり得意ではないので、

この作品も読もうかどうか

とても迷いました。


でもいい作品でした。


小説家の妻とその夫という

設定が同じの2編で、

「Side:A」は夫の目線で、

「Side:B」は妻の目線で書かれています。


いや、しかし

なぜこんな悲惨なことに……。


悲しいですね。


恋愛小説好きな方には

オススメの作品かも、です。


小説家さんのお仕事ぶりの

描写がちょっと面白かったです。

本当に普通の人っぽい感じで

会社にいたりするのかしら。