「小夜しぐれ」新展開、きましたね。 | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

小夜しぐれ (みをつくし料理帖)/高田 郁

新展開:ワクワクワクワクワクワク /5

続きが気になる:☆☆☆☆ /5



高田郁さんの

「小夜しぐれ」を読みました。


「八朔の雪」「花散らしの雨」

「想い雲」「今朝の春」に続く
みをつくし料理帖シリーズの5作品目です。



『迷い蟹』(浅蜊の御神酒蒸し)

 正月を過ぎ、風邪を引いてしまったつる屋の店主種市。

 酒を出す「三方よしの日」の遅くに訪れた老婆を見た

 種市は、いきなり「殺してやる」と包丁を持ち出した。

 

『夢宵桜』(菜の花尽くし)

 吉原の扇屋に頼まれて、澪は花見の宴の料理を

 作ることになった。幼馴染の野江が幻のあさひ太夫としている

 見世である。側に行けるだけでもやる価値があると思った。


『小夜しぐれ』(寿ぎ膳)

 伊勢屋の美緒がいきなり勝手口からつる屋に

 飛び込んできて、泣き出した。どうやら想い人の

 源斉先生以外の人との縁談が持ち上がっているらしい。

 

『嘉祥』(ひとくち宝珠)

 御膳奉行の小野寺数馬は嘉祥の菓子を考えねばならず、

 頭を抱えていた。なじみの料理屋の娘に好きな菓子を問うと

 「炒り豆です」と、答えたことを思い出し……。



このシリーズは本当に

引っ張り込んでくれますね。


今回は種市の悲しい過去や、

美緒ちゃんの縁談話などの新展開、

謎の浪人・小松原様目線の話など、

「おっ」と思う話が盛りだくさんでした。


少女マンガ的な

澪ちゃんがモテモテなのか? 

という展開にドキドキですね。


恋愛面もどうなるのでしょうか。


そして澪の幼馴染の野江ちゃんも……。

チラリズム続きでしたが、

カッコイイ登場を見せてくれました。


関係ないですが、

野球拳とか思い出しますね。

次回は顔も見せてくれるのでしょうか。


続きが楽しみなシリーズです。

登場する食べ物もすごくおいしそうなので、

オススメです。


八朔の雪―みをつくし料理帖/高田 郁
花散らしの雨 みをつくし料理帖/高田 郁
想い雲―みをつくし料理帖 /高田 郁
今朝の春―みをつくし料理帖/高田 郁


(↓)コミックスもあるようですね。
  読んだことないですが気になります。


八朔の雪 1 みをつくし料理帖 )/岡田 理知