「椅子の科学」椅子は意外と深いですね | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

椅子の科学 (おもしろサイエンス)/心地よい椅子を科学する研究会


椅子知識:GOODGOODGOOD /5

背筋が伸びる:ディープディープディープディープ /5



「椅子の科学」を眺めていました。

椅子って前に作品展を二度ほど見に行ったのですが、

正直どういう視点で「いい椅子」なのかサッパリ……


見た目がかわいいとかオシャレという

感想しかなかったのです。


そんなわけでこの本を手に取ってみました。

表紙の雰囲気や冒頭の文章からてってきり子ども向けなのかと

思っていたのですが、そうともいえないような……

統一感がないのが少し気になりました。


椅子に座っている時間はだいたい一日の3/1だそうです。

そのため椅子が悪いと体調を崩すことも考えられる。

椅子に座ると楽になると思われがちなのですが、

実は内臓には大きな負担がかかっているそうです。


そこで負担が軽くなる座り方やちょうどよい椅子の高さなどを

紹介していました。

読んでいると思わず背筋が伸びてしまいます。


そして人間工学に基づいた椅子がいろいろと開発されて

すでに公共の場で利用されているとのことです。


電車の座席でも1人が大きく座席を独占しないように

座席をくぼませたり、ポールを立てたり様々な

工夫がされています。


他にも自動車の座席、航空機の座席、公園や駅のベンチまで

実はちょっとした工夫がされていて今も日々進化している、

ようです。


なにも作品展とかに出ているステキな椅子だけが

”椅子”というわけではないんですよね。


椅子のデザイナーの項目や影響を与えた椅子の歴史なども

あったのですが、何の予備知識もない私にはよく分かりませんでした。


まぁ、すごい画期的な椅子があったものだな、という感想で。

椅子を作る難しさも何も理解していないのでそれがどう画期的なのかも

正直サッパリなのですが……